オリーブの木の剪定｜最適な時期、剪定の基本やコツとは

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目次

1. 1）オリーブの木とは？｜地中海原産のシンボルツリー
2. 2）オリーブの木に剪定が必要な4つの理由
3. 3）オリーブの木の剪定方法
4. 4）オリーブの木を剪定する際の注意点
5. 5）オリーブの木の剪定に自信がない場合は、プロに頼む

1）オリーブの木とは？地中海原産のシンボルツリー

オリーブの木の原産は地中海地方です。夏は暑く乾燥した地域で育っているため、生育環境は日当たりのよく風通しのよい場所が適しています。

常緑樹で一年を通して緑の葉で楽しませてくれるため、家の顔となるシンボルツリーとして育てている人も多いです。

初夏（5月～6月）頃には、白い小さな花を咲かせます。秋（9月〜11月）頃になってオリーブの実をたくさん収穫できれば、塩漬けやピクルスに加工したり、自家製オリーブオイルを作って楽しむこともできます。

2）オリーブの木に剪定が必要な4つの理由

成長すると2m以上になるオリーブの木。購入したばかりの鉢植えや、植え付けて間もない木にはあまり剪定が必要ありません。
しかし成長が早いオリーブの木はあっという間に枝が伸びてしまうため、大きくなってきたら剪定をして整えてあげましょう。

①樹形を整え、見た目を美しく保つ

オリーブの木は、生育期である5月以降に新芽が伸びやすいため樹形が乱れやすくなります。
美しい見た目を保ちたいのであれば、伸びすぎた枝を剪定して美観を整えましょう。

ただし、伸びた新芽を短く剪定しすぎると、花芽がつかずに実がならない可能性があります。実の収穫を楽しみたい方は、5月以降の剪定は注意をしてください。

②生育不良をリセットする

剪定をすることで、オリーブの木の生育不良をリセットすることも可能です。枝先が枯れてきたり、葉の色が悪くなってきたりした場合は、その部分を剪定しましょう。

状態が悪い部分を剪定して取り除くことで、他の枝葉への影響を軽減できます。剪定した枝の切り口の下から新しい枝が伸びて、元通りになることも多いため、生育不良の部分は早めに剪定してリセットすることをおすすめします。

③病害虫を予防する

密になった枝には日光が当たりづらく、風通しも悪くなります。すると、木が病気にかかったり、害虫の被害にあいやすくなったりします。

枝葉が茂り過ぎたら、全体のバランスをみながら、密集している枝や重なり合った葉を優先的に剪定しましょう。茂った枝葉の中まで風や光が通るようになると、病気の原因になる菌が滞留することもなく、害虫も発見しやすくなります。

④成長を抑える

オリーブの木は樹勢が良いため、驚くスピードで成長します。

剪定せずに育て続けると、樹高が高くなって家の景観が悪くなったり、隣家の邪魔になったりするなど、トラブルの元になるかもしれません。

オリーブの木の成長を抑える場合には、幹の先端を剪定しましょう。その後は、全体のバランスを見ながら、幹から伸びている枝を剪定して形を整えるとよいでしょう。

3）オリーブの木の剪定時期は？

オリーブの木の剪定は、目的ごとに適した時期が異なります。ここでは剪定の主な3つの目的ごとに適した剪定時期を紹介します。

強剪定：2〜3月

「強剪定」とは、太い枝を短く切りつめたり、多くの枝や芽を切り落とすような深い剪定のことです。

「大きく成長しすぎたオリーブの木の形を整えたい」「オリーブの木をコンパクトにしたい」と考えている場合は、強剪定をしましょう。

強剪定の時期は、年に一度、2～3月の木の成長がゆるやかな時期に行います。

オリーブは成長が活発な時期に剪定してしまうと、切り口が治りづらく枯れてしまったり、花付きが悪くなってしまいます。あまり成長しない2～3月に剪定することで、春から夏にかけての育成を促すことができます。

間引き剪定：3〜4月

「強剪定ほどガッツリ剪定するほどではないが、茂った葉や枝をスッキリさせたい」と感じているのであれば、間引き剪定をしましょう。

全体のバランスを見ながら、オリーブの木の背景が透けて見える程度に、混み合っている枝葉を切り落とします。

生育期の5月に入る前、3〜4月に間引き剪定をすることで、5月以降の元気の良い新芽が伸びてきます。

長く伸びた枝を切る｜5〜10月

5月以降の生育期に入ると、枝を切ることで成長に影響が出てしまう場合があります。そのため強剪定のような深い剪定はせず、不要な枝があるときだけ剪定するようにしましょう。

特に花が咲く5月～6月は枝先を切らないことが重要です。実が付く10月～11月の剪定は、実の付いた枝を切り落とさないように剪定してください。

4）オリーブの木の剪定方法

本記事では、オリーブの木の強剪定と間引き剪定の方法を紹介します。

枝を切るときは切り口をきれいにカットすれば、木への負担が少なくなります。特に大きな枝を切るときには揃えておきたい道具も紹介していきます。

オリーブの木の剪定に必要な道具

• 植木バサミ（小さい枝に使用）
• 剪定バサミ（大きい枝に使用）
• 剪定用ノコギリ（ハサミで切れない枝に使用）
• 脚立
• 軍手
• 癒合剤

癒合剤は樹木の切り口や傷の治りを促進して、切り口から病原菌が入るのを防ぎます。

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強剪定の方法

所要時間	約20分

木の向こう側が見通せるくらいを目安に、大胆に剪定します。この強剪定では、枝を付け根から切り取ります。

1. 剪定後の樹形をイメージする

   最初にどんな形に整えたいのかをイメージします。

2. 不要な枝を剪定する

   枝が混みあっている部分をすっきりさせるように、不要な枝を剪定していきます。

【剪定する枝の特徴】
・枯れている枝
・重なり合ったり絡んでいる枝
・内側に向いている枝
・下向きの枝
・2つに分かれた枝（どちらかを残す）
・ひこばえ（幹の根本の脇に生えてきた枝）



3. 全体の樹形を整える

   残った枝の長さを1/3ほど切り落としながら、全体の形を整えます。途中で、木を遠くから眺めると全体の形がつかみやすいです。

4. 切り口に癒合剤を塗る

   直径2㎝以上の太い枝を切った場合、切り口に癒合剤を塗ります。
   癒合剤を使用する事で切り口の治りが良くなり、病原菌から守ることができます。
   枝の新芽をなくしてしまうと枝が生えないため、新芽の少し上をカットするようにしましょう。

間引き剪定の方法

切りすぎは翌年の花や実の付き具合に影響するため、見た目を整える程度に剪定します。枯れた枝や虫の被害にあっている枝、あまり成長していない小さい枝などが対象です。

1. 剪定後の樹形をイメージする
2. 混み合った枝や傷んだ枝、枯れた枝があれば根元から切り落とす
3. 混み合った枝や傷んだ枝、枯れた枝があれば根元から切り落とす同じ枝から平行に2本出た枝は、どちらかを残しながら切り落とす

5）オリーブの木を剪定する際の注意点

成長の早いオリーブの木は、自分で剪定することが可能です。ただし、注意すべきポイントがいくつかあるので、以下の項目を意識しながら剪定してみてください。

①晴れた日に剪定する

オリーブの木に限った話ではありませんが、庭木の剪定は晴れた日に行いましょう。曇りの日や雨の日に剪定をすると、湿気や雨が原因で切り口から病原菌が入りやすくなります。

特に雨が降っている日は、剪定した断面に癒合剤を塗っても流されてしまう恐れがあるため、避けるようにしてください。

②剪定時期を守る

オリーブの花や実を楽しみたいのであれば、剪定時期は守りましょう。

2〜3月にかけて強剪定と同時に間引き剪定を行うことは可能ですが、5月以降に強剪定や間引き剪定は行いません。5月以降に枝を極端に切り戻す剪定を行うと、その年の実の収穫量が減ったり来年の花付きが悪くなったりします。

③切れ味の良い剪定道具を使う

切れ味の悪い剪定道具を使うと、剪定した枝の断面の見栄えも悪くなるほか、病害虫が発生する原因にもなります。枝を折るような切り方ではオリーブの木も傷むため、剪定道具は性能の良いものを選び使いましょう。

木の成長が盛んな5月10月にはあまり剪定せず、成長がゆるやかな2～3月にしっかりとした剪定を行いましょう。

2～3月の春の剪定で新芽を残すように注意して切れば、新しい枝を増やすことができ実の付きをよくすることができます。

6）オリーブの木の剪定に自信がない場合は、プロに頼む

オリーブの木は大きく育つ木です。コツさえ分かれば剪定自体は難しくありませんが、剪定に自信がないうちは、専門の事業者に頼るのもひとつの手です。プロが剪定する様子を間近で見てコツを掴めば、次回以降は自分でも上手に剪定できるようになります。

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庭木の剪定の費用相場

2023年12月時点、くらしのマーケットにおける庭木の剪定の費用相場は以下の通りです。

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くらしのマーケットで優良な庭木の剪定事業者を見極めるポイント

「くらしのマーケットで庭木の剪定をお願いしたいけど、信頼できる事業者をどう探せばいいのか分からない」という方に、優良な事業者を見極めるポイントを紹介します。

腕の良い事業者に頼みたい

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良心的な料金で剪定してくれる人に頼みたい

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単に料金が安いだけでなく、多くの実績があり、利用者からの口コミ評価の高い事業者を見つければ、お得に庭木の剪定をプロに任せられます。

人柄の良い人に頼みたい

どれだけ料金が安く、技術力が確かな事業者でも、接客マナーの悪い事業者だと依頼する側も気持ちよくありません。

くらしのマーケットでは、利用者からの口コミはもちろん、各出店者の【詳しいサービス内容】を見ることで、事業者の人柄が伝わってきます。

上記は、くらしのマーケットでも数多くの実績があり、高評価の口コミを多数獲得している出店者の【詳しいサービス内容】です。

出店者の中には【詳しいサービス内容】に仕事にかける思いを綴っていたり、お客様への思いを長文で語っているところ、依頼にあたっての注意点を詳しく記載しているところがあります。

「人柄が良い事業者に頼みたい」と思った際には、ぜひ各出店者の【詳しいサービス内容】を読んで、出店者の垣間見える人柄を感じてみてください。

庭木の剪定を利用した人の口コミ

他にこんなサービスもあります

【植え込みの剪定】

植え込みの剪定を行うことで、病気や害虫の発生防止や隣人トラブルを回避できます。プロに依頼することでスムーズな作業で理想の形かつ木の健康を踏まえた剪定を行うことができるのでおすすめです。

植え込みの剪定を利用する

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くらしのマーケットでは庭木の伐採・伐根も依頼できます。伸び放題の木や切り株などもきれいにしてもらえます。余っている土地を有効活用したい方、根っこがしつこくて残っている木がある方におすすめです。伐採・伐根した木の回収も併せてお任せください。

庭木の伐採・伐根を利用する

ライター：池浜 由華
くらしの「コツ」を見つけるのが趣味。築30年以上のわが家には、住まいの悩みがたくさん。修理、リフォームを繰り返して、快適なくらしをめざしてます。

くらしのマーケットは、暮らしに関わるサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。

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ハウスクリーニング・不用品回収・引越し・出張カメラマン・庭木剪定・アンテナ工事・家具の組み立てなど、幅広いカテゴリがあります。あなたの「これプロに頼みたい」がきっと見つかるはず。

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