
目次
- 1)抗菌(光触媒)コーティングとは
- 1-1)光触媒のしくみ
- 1-2)光触媒コーティングの安全性
- 2)抗菌コーティングはどんな効果があるの?
- 2-1)抗菌コーティングの効果
- 2-2)効果が持続する期間
- 3)光触媒コーティングする方法
- 3-1)光触媒コーティングよく使われる場所はココ!
- 3-2)抗菌コーティング方法
- 4)抗菌(光触媒)コーティングするならプロに依頼!

ライター:池浜 由華
くらしの「コツ」を見つけるのが趣味。築30年以上のわが家には、住まいの悩みがたくさん。修理、リフォームを繰り返して、快適なくらしをめざしてます。
1)抗菌(光触媒)コーティングとは

抗菌コーティングは、菌の繁殖を防ぐ効果のあるコーティングです。建物の壁や手すりなどにコーティングされていることが多く、「抗菌」のシールが貼られているのを見かけることもあります。
抗菌効果のあるコーティングは、光を使って抗菌する「光触媒コーティング」が注目されています。
1-1)光触媒のしくみ
光触媒は、付着した細菌や有機物を光エネルギーによって分解する仲立ちとなるものです。
コーティング剤にこのしくみが利用され、塗布した面に光があたるとコーティングに付着した細菌を分解し無力化してくれます。
光触媒が反応するための光について
以前は光触媒が反応するために紫外線を多く必要としたため、外壁などへ使われることがほとんどでした。
しかし、近年では室内に入る自然光や蛍光灯、LEDなどの光でも効果が出るように改良されたため、室内のさまざまな場所で利用できるようになりました。
1-2)光触媒コーティングの安全性
光触媒によく利用されるのが、「二酸化チタン(酸化チタン)」です。
二酸化チタンは食品や化粧品にも使われており、安全性が確認されています。光触媒コーティングが注目されているのは、この安全性の高さにもあるのです。
2)抗菌コーティングはどんな効果があるの?

抗菌コーティングである光触媒コーティングは、光触媒の化学反応により多くの効果があります。どんな効果があるのか、どのくらい効果が続くのかをご紹介します。
2-1)抗菌コーティングの効果
抗菌コーティングは日常の多くの場所で使われ、次のような効果を発揮しています。
- 抗ウイルス・抗菌効果:手が触れる場所などに利用されています
- 防臭効果:あまり洗えないようなものの防臭にも効果的です
- 空気浄化効果:空気内の有害物質を分解するために使用されています
- 防カビ効果:カビが生えやすい場所にも使用されています
- 防汚効果:外壁などに使用すると水がなじみやすくなり、分解された汚れを雨で流せます
2-2)効果が持続する期間
光触媒は菌や有機物を分解しても光触媒自体が変化することはありません。
塗布した素材や環境によっては塗り替えが必要になる場合もありますが、基本的に光触媒が付着している限りは効果が続きます。
室内に噴霧するコーティングの場合、一般的な持続期間は3〜4年ほどといわれています。
3)光触媒コーティングをするには
どんな場所にコーティングするといいのか、光触媒コーティングをしたい場合はどうしたらいいのかをお伝えします。
3-1)光触媒コーティングよく使われる場所はココ!

光触媒コーティングで使用する酸化チタンは、化粧品や食品着色料などに利用されているものなので安心して使えます。壁や家具など以外にも、水回りなどにも使用可能です。
- 室内の壁紙や床など
- 手すりやドアノブなど手が触れる場所
- 浴室などカビが生えやすい場所
- カーテンやソファなど、あまり洗えないもの
- 車内の抗菌と消臭
3-2)抗菌コーティング方法
市販されれているスプレー剤を使えば、自分で光触媒コーティングができます。
けれども、市販の製品で広い範囲をコーティングするには、スプレー剤の本数も多く費用がかかることや、塗りムラが出る心配もあります。
コーティングのプロに依頼すれば、経験と知識のある事業者が専門の機材を使って施工するので、仕上がりに期待ができるでしょう。
4)抗菌(光触媒)コーティングするならプロに依頼!

抗菌コーティングは光触媒コーティングとも呼ばれ、光による化学反応で菌などを分解する特性のあるコーティングです。
さまざまな場所に使用でき効果が長く続くため、衛生的な環境を保ちたい場合に有用だと考えられています。
市販のスプレー剤を使って塗布することもできますが、広い範囲をムラなく塗るのは難しいので、専門の事業者に依頼するのがおすすめです。
くらしのマーケットには、光触媒コーティングの施工実績の多い事業者が多く出店しています。プロにまかせることで、ムラなく効果的なコーティングができるでしょう。
この機会に、ぜひ依頼してみてくださいね。