仏壇修理はどこに頼む？依頼先や費用の目安を解説！注意点も紹介

目次

1. 1）仏壇の修理はどこに頼む？
2. 　　仏壇・仏具店
3. 　　仏壇修理の専門店
4. 2）仏壇修理の種類と費用
5. 　　クリーニング
6. 　　部分修理
7. 　　部分修復
8. 　　お洗濯（完全修復）
9. 3）仏壇修理を依頼するときの注意点
10. 　　費用は見積り依頼で明確にする
11. 　　修理内容によっては日数がかかることがある
12. 4）仏壇修理はプロに依頼しよう！

ライター：KIKUCHI
フリーランスのWEBライター。“できることは自分でやってみる”をモットーに、料理や掃除など暮らしに関わる全般から、モノづくりのDIYまで何でもチャレンジ。これまで得てきたノウハウやコツをシェアすることで、皆さんのお役に立ちたいと思っています。

1）仏壇の修理はどこに頼む？

仏壇修理を依頼できる事業者は主に以下の2つです。

それぞれに特徴や違いがありますので確認していきましょう。

仏壇・仏具店

仏壇の修理は仏壇・仏具店へ依頼できることがあります。

仏壇・仏具店とは仏壇や仏具、また仏事に使う手元供養品などを販売しているお店です。

ただし全ての仏壇・仏具店が仏壇の修理に対応しているわけではありません。特に仏壇の販売のみで製造などを手がけていないお店では修理依頼に対応していないことが多いので注意しましょう。

一方、職人が在籍しており、仏壇の製造を手がける仏壇・仏具店であれば修理を依頼できることが多いです。

ただし自社で販売した仏壇のみを対象にしていることもありますので、仏壇・仏具店に仏壇の修理を依頼するときはどんな仏壇であれば対応してくれるかを確認するようにしましょう。

仏壇修理の専門店

仏壇修理の専門店はその名の通り、仏壇の修理を専門にしている事業者です。

仏壇や仏具の販売は行っておらず仏壇の修理に特化しているため、幅広い仏壇に対応しているだけでなく技術的にも信頼することができます。

仏壇を購入した仏壇・仏具店がどこか分からない、もしくは修理に対応していない場合などはこの仏壇修理の専門店に依頼すると良いでしょう。

2）仏壇修理の種類と費用

仏壇の修理には主に以下の4つの種類があります。

上記の種類によって修理内容や費用も異なります。

クリーニングの内容と費用

クリーニングはその名のとおり、仏壇についた汚れを除去し綺麗にすることです。

機能性に問題がなく、汚れなどが目立つ時にはこのクリーニングを依頼すると良いでしょう。

ただしクリーニングでも部分的にだけ行う場合や仏壇を分解して隅々まで洗浄する場合などさまざまです。

費用も簡易的なクリーニングであれば10,000円前後～、本格的な分解洗浄クリーニングは100,000円以上する場合もあります。

クリーニングの範囲や規模はもちろん、仏壇の種類や大きさによっても料金は異なりますので注意しましょう。

部分修理の内容と費用

部分修理は仏壇の破損したところを直す作業です。

仏壇は長く使っていると反りや歪みが出て扉の開け閉めができなくなったり、障子の桟が折れたりすることがあります。

部分修理ではそのような不具合が出ている特定の箇所を修理し機能性を回復させます。

作業の内容は修理になりますので、必要性がない限りは基本的に前述したクリーニング作業は含まれません。修理だけでなく仏壇を綺麗にしたい方は部分修理とクリーニングの両方の相談をすると良いでしょう。

部分修理の費用は小さなキズの修理で数千円～、割れてしまった部分の修理で数万円〜など、その内容によって費用は異なりますので事前に見積りをしてもらうのがおすすめです。

部分修復の内容と費用

部分修復とは、先ほどの部分修理よりも本格的な修理です。

具体的には不具合のある特定の箇所を必要に応じて部品などを交換しながら購入時と同じような状態に戻す作業となり、機能性の回復だけでなく見た目も綺麗になります。

したがって修復部分を中心としたクリーニングも行ってくれることが一般的です。

この部分修復も作業内容によって費用は異なり、金箔を貼り直しで15,000円～、漆の塗り直しで30,000円～、もっと大がかりな部分修復だと数十万円かかることもあります。

お洗濯（完全修復）の内容と費用

お洗濯は仏壇の完全修復のことで、修理内容は仏壇全体のクリーニングや修復作業です。

このお洗濯は仏壇を分解して隅々までクリーニング・修理しますので仏壇修理の中でも最も大がかりで手間のかかる作業ですが、修理後は仏壇全体が見違えるように綺麗になります。

料金は仏壇の種類とサイズによって異なりますが、小型の仏壇で150,000円～、大型の仏壇になると1,000,000円以上することもあります。

3）仏壇修理を依頼するときの注意点

仏壇修理を依頼するときには以下の2つの点に注意しましょう。

費用は見積り依頼で明確にする

先ほど修理の内容別に費用をお伝えしましたが、それらはあくまで目安になります。

仏壇修理にかかる費用はその内容によって幅があることに注意し、詳細な料金については見積り依頼をするようにしましょう。

一般的に見積りは無料で行ってくれることがほとんどです。予期せぬトラブルを避けるためにも、修理費用は明確にした上で依頼するかどうかを決めるようにしましょう。

修理内容によっては日数がかかることがある

簡易的なクリーニングであれば数時間で終わることがありますが、部分修理や部分補修の場合は仏壇を預けて修理作業に数日以上かかることもあります。

お洗濯だと1～4ヵ月程度かかることもありますので、仏事などを予定している方はスケジュールに注意しましょう。

修理の流れは一般的に「修理の相談⇒見積り⇒作業⇒納品・飾り付け」となります。

修理費用だけでなく、修理にどのくらいの日数がかかるかも事前に確認しておくことも忘れないようにしましょう。

4）仏壇修理はプロに依頼しよう！

今回は仏壇の修理についてお伝えしました。

仏壇の修理には専門知識が必要ですので安易に自分で修理しようとせずに、プロに依頼するようにしましょう。

プロによる定期的なメンテナンスや修理を行えば仏壇を綺麗な状態で長く保て、次の世代に引き継ぐことができます。

ご先祖様を良い状態で供養するためにも、仏壇の修理はプロに依頼し確実な作業を行ってもらうことをおすすめします。

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