バッテリー交換時のバックアップとは？車のメモリーを残した交換方法

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目次

1. 1）バッテリー交換時のバックアップとは
2. 2）メモリーバックアップの方法
3. 　2-1）バッテリーターミナルに取り付けるバックアップ用品
4. 　2-2） ODB2コネクタを使うバックアップ用品
5. 　2-3）シガーソケットを使うバックアップ用品
6. 3）バッテリー交換の際の手順
7. 4）メモリーバックアップ時の注意ポイント3つ
8. 5）バッテリー交換やバックアップが無理ならプロに頼もう

ライター：佐倉玖弥
暮らしライター。主婦の経験を生かし「家事はキレイにスムーズに」をモットーにノウハウをご紹介。楽して無理なくできる家事を目指します。整理収納アドバイザー、クリンネスト、調理師、野菜ソムリエなど家事を楽しくする資格を保有。趣味は、犬の散髪・トレッキング・観葉植物を育てる事。

1）バッテリー交換時のバックアップとは

バッテリーを交換する際には、一旦バッテリーを外して、新しいものと入れ替えます。入れ替え時に、わずかではありますが電気が供給されない時間が発生してしまうのです。

この間に、時計やナビゲーション、ラジオ局のチャンネル設定やコンピューターなどのメモリー（設定）がリセットされる可能性があります。

リセットされたメモリーはバッテリー交換後に再設定すれば戻りますが、手間になることはいうまでもありません。

コンピューターが学習している運転の設定などは、戻るまでにはしばらくかかってしまうでしょう。

2）メモリーバックアップの方法

バッテリー交換時にメモリーがリセットされるのを防ぐため、バックアップ（メモリーを保護）する方法をご紹介しましょう。

もっとも手軽でメジャーな方法は、交換作業中に、車に給電できる装置を取り付けること。これを使えばメモリーを保護できます。

この「メモリーバックアップ」用の装置は、ネットショップでも1,000円～2,000円くらいで購入できます。商品名に「バックアップ」や「メモリーバックアップ」と記載されているので、検索するときも分かりやすいですね。

2-1）バッテリーターミナルに取り付けるバックアップ用品

バッテリーの端子に取り付けるターミナルに、メモリーバックアップ用給電器をつなぎ、バッテリーを取り替える方法です。

この給電器が、バッテリーの代わりに車の電装品に電気を供給しますので、メモリーがリセットされるのを防ぎます。

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2-2） ODB2コネクタを使うバックアップ用品

車には故障個所を自己診断できる機能が備わっています。整備工場などで自己診断のデータを読み出すときに使われるのがODB2コネクタです。

このODB2コネクタを利用してバッテリー交換中のメモリーバックアップをすることができます。

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2-3）シガーソケットを使うバックアップ用品

車にはシガーソケットというタバコに火をつけるソケットが、センターパネルのあたりにあります。

このシガーソケットを利用して、バッテリー交換中のメモリーバックアップを行います。このアイテムに使う電池は、9Vの四角い乾電池1個だけですのでコンパクトなのが特徴です。

シガーソケットとの接続時に、キーをOFFにする、アクセサリーの位置にするなど変更が必要ですので、説明書を確認して接続しましょう。

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3）バッテリー交換の際の手順

ここでは、「バッテリーターミナルにバックアップ用品を取り付ける方法」の手順をご紹介します。

1. バックアップ用給電器に電池を入れる。（電池は乾電池を使う、充電池は電圧が安定しない場合がある）
2. エンジンをOFFにして、車の電装品、電灯をすべてOFFにする
3. バッテリーを固定しているステーを外す
4. 給電器のプラスクリップをバッテリーターミナルのプラスに取り付ける。次に、給電器のマイナスのクリップをバッテリーターミナルのマイナスに取り付ける
5. 既存のバッテリーから、マイナス側のバッテリーターミナルを外す。次にプラス側のバッテリーターミナルを外す（クリップ・ケーブルは付けたまま）
※プラス側ターミナルはボディに接触するとショートの原因になるため、接触させないように軍手などをかぶせておくとよい
6. 古いバッテリーを垂直に抜き、プラスとマイナスの方向に注意しながら新しいバッテリーをセットする
7. プラス側のバッテリーターミナルを接続する。次にマイナス側のバッテリーターミナルを接続する
8. バッテリーターミナルからマイナスのクリップを外す。次にプラスのクリップを外す
9. ステーを戻しバッテリーを固定する

4）メモリーバックアップ時の注意ポイント3つ

メモリーバックアップ作業での注意点を3つご紹介します。

• 外したプラス側ターミナルが、車のボディのどこかに接触するとショートの原因となるため、保護はしっかり行う
• 作業中にターミナルからクリップが外れないように（OBD2の場合はコネクタが抜けないように）注意
• ターミナルや給電機器の装着・脱着の順番は、「外すときはマイナスが先」「つけるときはプラスが先」

5）バッテリー交換やバックアップが無理ならプロに頼もう

バッテリー交換時のメモリーバックアップについて解説しました。バックアップを行っておくと、設定をやりなおす手間がなく、バッテリー交換後も快適に車に乗ることができます。

自分でバッテリーを交換する場合は、バックアップアイテムの説明書をよく読んで、失敗のないようにしましょう。

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