フローリングの補修費用を解説｜安く抑える方法と注意点【プロor自分どっちがいい？】

目次

1. 1）フローリング補修費用の相場
2. 　1-1）「作業範囲」が基準になっているときの相場
3. 　1-2）「作業時間」が基準になっているときの相場
4. 2）【プロに依頼】フローリング補修費用を安くするために
5. 　2-1）見積もりをしっかり確認する
6. 　2-2）複数の事業者と比較する
7. 3）【節約？】自分で補修するメリットと注意点
8. 　3-1）メリット
9. 　3-2）注意点
10. 4）難しいフローリング補修はプロにお任せ！

1）フローリング補修費用の相場

フローリングの傷補修は、事業者によって価格設定が異なります。大きく分けて、次の2つの価格設定が多い傾向にあります。

• フローリングの補修範囲によって
• 必要な作業時間によって

いずれも、フローリングを張り替えするのか、それとも部分的に傷が付いていたり、剥がれていたりする部分のみ補修するかによって、価格が異なります。

また、フローリングに使用している木材や傷の程度によっても、費用に差が出るでしょう。では、実際にどの程度の費用相場が想定されるのか、価格設定別に確認していきます。

1-1）「作業範囲」が基準になっているときの相場

• 傷の部分を補修：5,000円～6万円程度
• 張り替え：1万円程度（1平方メートル当たり）

フローリングの補修範囲を価格の基準にしている場合、傷の範囲や程度、箇所数によって費用に差が出ます。

また、傷の範囲によっては、既存のフローリングを剥がして新しい物に「張り替え」をする必要性も出てくることでしょう。すると、「1平方メートル当たり／1万円程度」の費用が発生するのです。

一見、範囲によっては張り替えた方がお得にも感じますが、新築時のフローリング材が廃番になっている場合もあります。その際、もちろん似たフローリング材で代用することもできますが、周囲と比べて不自然な仕上がりになることも。高額にはなりますが、周りとの調和も考えると部屋全面の張り替えが無難かもしれませんね。

1-2）「作業時間」が基準になっているときの相場

一方、フローリングの補修作業にかかる時間に応じて、価格設定している事業者も存在します。

• 1日作業：3万円程度
• 半日作業：1万5,000円程度

こちらもフローリングの材質や傷の程度によっても費用が異なります。家具を動かすことでできた「軽いすり傷」や、物を落としたことでできた「小さな凹み」程度であれば、半日で作業はできるでしょう。

ただし作業箇所が多い場合や、傷が深い場合には、1日作業となります。特にフローリングが剥がれていたり、えぐれていたりすると、作業工程も多くなり、時間もかかるのです。

2）【プロに依頼】フローリング補修費用を安くするために

傷の範囲や程度、さらには材質によっても大きく差が出る、フローリングの補修費用。プロの事業に依頼して、いざ価格を提示されてみると、驚くほど高額に感じることも！

そこでフローリングの補修費用を安く抑えるためにも、プロに依頼する前に実践していただきたい2つのポイントをご紹介します。

2-1）見積もりをしっかり確認する

Webサイト上に掲載されている「基本料金」を見て依頼したら、実際には金額がかなり違った、という例も少なくはありません。

こういったギャップを避けるため、多くの事業者は受注前に「見積もり」を発行します。一度相談してしまった手前上、見積もり額が思ったより高くても、そのまま発注してしまう方もいらっしゃいますが、見積もり金額に納得がいかなければ、無理に依頼する必要はありません。

その判断をするためにも、見積もりをもらったら内容をしっかり確認して、わからない点があれば説明してもらいましょう。内容によっては、価格を抑える選択肢を提案してくれることもあります。

2-2）複数の事業者と比較する

見積もりは1社だけではなく、複数業者に発行してもらいましょう。ただし、手あたり次第発注しているとキリがないので、見積もりを依頼する「基準」を決めておきましょう。

例えば、口コミ。くらしのマーケットでは、各事業者のページに「評価」と「口コミ」が掲載されています。お住まいの地域で活躍する事業者のうち、「評価が4以上」のプロをピックアップしたり、悪い口コミが見当たらない事業者を選択したりしてみてはいかがでしょうか。

見積もりに記載されている価格だけでなく、口コミや作業内容などもしっかりと比較をしてみてください。

3）【節約？】自分で補修するメリットと注意点

プロの事業者に依頼すると、フローリングの補修費用が高額になることもあります。それを抑える方法が、「自分で補修する」という選択肢。

最近では、ホームセンターやネット通販で手軽に傷補修グッズを購入できるため、自分で補修するハードルも低いといえるでしょう。ただし、メリットも多い一方で、注意すべき点もあるのです。

3-1）メリット

自分で補修するための便利グッズは、いずれも1,000円～5,000円程度とリーズナブルな価格で購入できます。さらに、DIY初心者でも難しくない使用方法の商品も多く販売されています。

【補修グッズの例】

• 傷の上に塗る「補修用クレヨン」
• 傷部分に貼る「補修テープ」
• えぐれ傷や凹んだ部分を埋める「パテ」

いずれも費用を抑えながら、短時間で補修できるため、「小さな傷を目立たなくする」目的であれば、有効的な方法といえるでしょう。

3-2）注意点

便利グッズを使えば、簡単に傷を補修することはできますが、フローリングと色味が異なったり、凹凸ができたりして、不自然に仕上がる失敗談も少なくはありません。

また、便利グッズを使ってできる傷補修は、傷を目立たなくする、もしくは傷を悪化させないための「一時的な対処」に過ぎず、傷を根本的に直す方法ではありません。そのため、生活をしているうちに傷が復活してしまうことも考えられます。

特に、傷が深かったり、床が鳴るほど劣化していたりする場合には、本格的な工具と材料を使った作業が必要となります。この場合、作業の難易度や仕上がりの美しさを考えると、プロの事業者でなければ難しい作業になることがほとんどです。

4）難しいフローリング補修はプロにお任せ！

フローリングの傷ができると、見た目的に気になることはもちろん、生活をしている内に傷が悪化することも考えられます。そのため、フローリングの傷はできるだけ早めに補修することをオススメします。

とはいえ、補修費用がかかることを考えると、プロに依頼するべきか、節約のために自分で補修するべきかと悩んでしまいますよね。そんな時は、このような基準で判断してみてください。

• 水拭きをして一時的に消える程度の浅い傷であれば「自分で補修」
• フローリング内部の木材が見えてしまうような傷であれば「プロに依頼」

その中間にある傷や、自分での補修に不安を感じるようであれば、まずはプロに相談してみてはいかがでしょうか。

くらしのマーケットには、フローリング補修の経験豊富なプロが多数登録しています。ぜひ、依頼してみてくださいね！

ライター：たかおみきよ
コンテンツ制作全般に携わるフリーランス。私生活では、小学生男児のママ。
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