頻繁な手洗いで水道つまりが発生?!石鹸が原因のつまり予防・対処法

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感染症の影響で、石鹸で手を洗う機会が圧倒的に増えましたよね。実は、その影響で石鹸が原因の水道のつまりを引き起こす可能性が高まっています。

石鹸自体が水道つまりを起こすことは稀ですが、石鹸カスを放っておくと髪の毛やさまざまな汚れと絡み合って、水道をつまらせてしまうことが多いにあるんです。

そのため、石鹸カスが配管内にとどまったり、つまらないように日頃から対策をすることがとても大切です。

水道の石鹸つまりを予防・改善する方法についてお伝えします。

目次

1. 1）水道つまりの原因に石鹸がなるの？
2. 2）水道の石鹸つまりを予防・改善する方法
3.   ①水道の石鹸つまり・軽度｜重曹とクエン酸
4.   ②水道の石鹸つまり・中度｜パイプクリーナー
5.   ③水道の石鹸つまり・重度｜ワイヤーブラシ
6. 3）水道の石鹸つまりを予防する掃除の目安

1）石鹸が水道つまりの原因になるの？

石鹸というと「水に溶けるから固まらないのでは？」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

特に、ハンドソープなどの石鹸は液体状になっているため、固まってしまうことがイメージしにくいですよね。

しかしパイプの奥に溜まっていた石鹸成分と、水道水に含まれる成分が、パイプの奥などで結合すると「石鹸カス」となり、どんどん蓄積していきます。

この石鹸カスは不溶性なので自然と溶けることはほぼなく、さらに髪の毛や汚れなどが絡むことで、厄介なつまりを引き起こしてしまうのです。

2）水道の石鹸つまりを予防・改善する方法

石鹸つまりで水流を悪くしないためには、 配管の中で固まってしまった石鹸カスを定期的に取り除く必要があります。

石鹸カスを取り除く3つの方法についてみていきましょう。

①水道の石鹸つまり・軽度 ｜重曹とクエン酸

アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を混ぜると、中和反応が起きて洗浄力の高い泡が発生します。

その泡を利用すれば、石鹸カスを浮かせて洗い流すことが可能です。

【手順】

①台所のゴミ受け網、排水口トラップなどを取り外し、排水口から配管が見える状態にする。周辺のヘドロやゴミなどは事前に取り除いておく

②排水口の周りに重曹をふりかける

③その上に、重曹の「半分の量のクエン酸（または、半分の量のお酢）」をふりかける

④50度前後のお湯を用意。③の上に、お湯をゆっくりかけて泡が出てきたら、5〜10分ほど放置する

⑤たっぷりの水で泡や洗剤成分を洗い流す

【ポイント】

主に自然由来の成分でできている重曹とクエン酸だけで洗浄ができるため、日常的な予防策や薬剤に抵抗がある方におすすめの方法です。

ただし、重度のつまりには効果が薄い場合があります。

その場合は、上記の手順を2〜3回繰り返してみると、効果が出てくることがあります。

それでもダメそうなら、この後にご紹介する別の方法を試しましょう。

②水道の石鹸つまり・中度 ｜パイプクリーナー

重曹とクエン酸で水の流れが改善しない場合、市販の製品で手軽に行いたい方、すでに中度の水道つまりに心当たりがある方には、ドラッグストアで購入できるパイプクリーナーを使用してみましょう。

パイプクリーナーに含まれる成分は、石鹸カスなどのつまりの原因も分解してくれます。日常的なメンテナンスとしての使用もおすすめです。

【手順】

①台所のゴミ受け網、排水口トラップなどを取り外し、排水口から配管が見える状態にする。周辺のヘドロやゴミなどは事前に取り除いておく

②パイプクリーナーを配管に沿ってぐるっと一周するよう回しかける

③1時間（または説明書にある時間）ほど放置したら、たっぷりの水で洗い流す。
長時間の放置は配管を傷めるため、要注意。

【ポイント】

パイプクリーナーを事前に人肌まで温めてから使用すると効果が高まります。
洗面器にお湯をはりボトルごと温めてから使用してみましょう。

注意点としては、この方法は配管に付着した石鹸カスに効果が期待できますが、水道がつまって、水がまったく流れないような状態には不向きです。その場合は、この後に紹介する③の対策を試してみましょう。

③水道の石鹸つまり・重度 ｜ワイヤーブラシ

完全に水が流れなくなった水道の石鹸つまりには、配管をつまらせている原因を取り出す必要があります。

ラバーカップ（スッポン）で汚れを引き出すこともできますが、石鹸カスのつまりにおすすめなのはワイヤーブラシです。

あまり馴染みのないアイテムかもしれませんが、プロも使うことがあるアイテムです。

特に、先端が螺旋状になっているものは汚れを貫通させたり絡めとったりしやすいため、つまりの改善が目的にときに◎！

物理的に水道つまりの原因となっている石鹸カスなどを取り出すことができるので、完全につまってお手上げ状態のときの対処法として試してみましょう。

【手順】

①台所のゴミ受け網、排水口トラップなどを取り外し、排水口から配管が見える状態にする。周辺のヘドロやゴミなどは事前に取り除いておく

②配管の中にワイヤーブラシを入れる。その際、つまりの手応えを意識しながら、慎重に差し込む。

③つまりまで到着したら、ワイヤーブラシを回転させたり、優しく上下したりして、つまりをからめとるように動かす

④ワイヤーブラシを引き出し、石鹸カスなどつまりの原因を取り出す。
作業をする前に、汚れたワイヤーブラシを捨てられるよう、近くにゴミ袋を用意しておく。

【ポイント】

古い配管やホース状の配管など状態や素材によっては、配管に穴を開けてしまう可能性があります。こういった場合にはワイヤーは使用せず、プロの事業者に依頼することを検討しましょう。

3）水道の石鹸つまりを予防する掃除の目安

排水口の石鹸つまりの予防対策としては、台所やお風呂だけでなく、洗面台、トイレ内に設置されている手洗い台などにも必要です。重曹やクエン酸、パイプクリーナーのいずれかの方法で、日常的にお掃除しましょう。

水道の石鹸カスつまりを予防する掃除の目安は、1ヶ月に1回！

ちょっと面倒な時もありますが、1週間に１回、どこかの排水口を１箇所だけでも掃除するようにローテーションすればで、ちょうどいいかもしれません。

石鹸カスで水道をつまらせないよう、日頃のお手入れを心がけましょう。

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床下や地中にある排水管は、自分では清掃することができないもの。台所の油汚れなどが蓄積し、突然つまってしまうことがあります。そうなる前に、排水管洗浄を依頼してつまりの原因を取り除いておきましょう。一戸建てだけではなく、マンション・ビル・店舗も可能なので大家さんやお店のメンテンスにもおすすめです。

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