タンスを楽に移動する方法を解説！家にある段ボールや毛布でお手軽模様替え

目次

1. 1）タンス移動の準備
2. 　1-1）移動先と移動ルートを確保して、掃除をする
3. 　1-2）タンスを軽くするために、引き出しを抜く
4. 2）床や畳の上でタンスを移動させるアイテムとコツ
5. 　2-1）ダンボールにタンスを乗せて移動
6. 　2-2）タンスを毛布にのせて引っ張って移動
7. 　2-3）100均にもある滑り止め付き軍手でタンスを移動
8. 4）タンスの移動はプロに依頼！

1）タンス移動の準備

タンスを移動するときは、事前の準備を整えて安全を確保しながら移動に取り掛かりましょう。慎重に慌てずに移動してください。

1-1）移動先と移動ルートを確保して、掃除をする

タンスを移動させるとき、基本は押して運びます。タンスと床の間にダンボールなどのアイテムを挟むことで、床や畳の上を滑らせても、床が傷つくのを防げます。（詳細は後述します。）

しかし、落ちているごみが床に傷をつける可能性がありますので、移動ルートは掃除をしておきましょう。

また、移動の際に邪魔になるものはあらかじめどけておくと、手を止めず一気に移動ができますよ。

1-2）タンスを軽くするために、引き出しを抜く

衣類1枚1枚は軽いのですが、引き出しにぎっしり詰まっている場合は見た目よりも重量があります。引き出しを抜いて、邪魔にならない場所に積んでおきましょう。

このとき、引き出しを順番に抜いて重ねておくと、戻すときに順番で悩むことがなくなります。もしも引き出しが抜けない場合は、衣類を出してタンスを軽くしましょう。

2）床や畳の上でタンスを移動させるアイテムとコツ

タンスを移動させるときに注意しなければならないのは、床に傷をつけないことです。中身を出すことでタンスは軽くなりますが、床とタンスの間には摩擦が生じます。この摩擦を軽減してくれる、次のようなアイテムを挟み移動させましょう。

＜タンスを移動させるときに使えるアイテムの例＞

• ダンボール：　解体してタンスを乗せる
• 毛布：　古毛布かなければタオルケットでもOK
• 軍手２組：　滑り止めがついたものが便利ですが、なければ普通の軍手でもOK

【注意ポイント！】
アイテムを使用しても、重さや高さのあるタンスでは転倒の危険性がありますので、作業は2人以上で行いましょう。

2-1）ダンボールにタンスを乗せて移動

ダンボール箱を解体して、内面を床側に、印刷がある面を上にしてタンスを乗せます。印刷面を上にするのは万が一の床への色移りを防ぐためです。

タンスの下全体にダンボールを敷き込めればベストですが、難しい場合は四隅には必ず敷いてください。

移動時には、タンスを押すとダンボールごと動きます。途中でダンボールがずれて外れることがありますので、畳のヘリなどは注意が必要です。ずれたらダンボールを再度敷き込んでから移動させます。

2-2）タンスを毛布にのせて引っ張って移動

不要な毛布があれば使いましょう。もちろん、現在使っている毛布でも移動はできます。しかし、毛布にタンスを乗せて引っ張るため、毛布に汚れや擦り切れができる可能性がありますのでご注意ください。

＜毛布にのせて移動する手順＞

1. タンスの上部を押して前面を浮かせて毛布を押し込み　タンスの後部を浮かせて毛布ごとタンスを前面に引き出す
2. タンスの後ろに回り、毛布にタンスが乗るように毛布を敷き込む。または、広げた毛布にタンスを持ち上げてのせる
3. 1人は毛布ごと引っ張り、もう1人はタンスを支えながら押し、タンスを移動させる

【注意ポイント！】

• 前後に移動させる場合は、タンスの転倒に注意
• 長い距離を移動させる場合は、タンスを横に引っ張る方が安定する

2-3）滑り止め付き軍手でタンスを移動

滑り止めがついた軍手は100均でも販売されているので、手軽に入手できるアイテムです。この軍手を活用してタンスを移動させることもできます。移動途中で軍手がずれることが少ないのが大きなメリットです。

移動するときは滑り止め部分を上にして、タンスの4隅に敷きこみ、ダンボールのときと同様に押して移動させます。

滑り止めがついた軍手がない場合は普通の軍手でもOKですが、移動中にずれて外れていないか確認しながらタンスを移動させてください。

3）引っ越し時のタンス移動はどうする？

引っ越し時には、タンスを部屋から出しまずは玄関まで運ぶことが必要です。長い距離を動かすには毛布を使った移動方法が向いていますので、できれば毛布を使ってください。タンスを毛布のやや後ろに乗せると、部屋をまたぐ敷居などの上を滑らせやすくなります。

引き出しとタンス本体を別々にすると、車で運ぶ際に嵩が高くなります。衣類を出してしまい、引き出しが動かないように養生テープで止め、移動させる方法がよいでしょう。

玄関から出て移動させるときは、台車にのせて移動させます。一般的に、引っ越しで使われる台車は取っ手のない板にキャスターがついた台車が使われます。

4）タンスの移動はプロに依頼！

タンスを移動させる際はちょっとしたコツを知っていれば、家にあるアイテムで楽に移動できます。床や畳に傷をつけないように、準備をして作業をしてくださいね。

部屋から出せないくらい大きなタンスや、2階・3階から降ろす場合は危険が伴い、素人ではケガをする可能性もあります。模様替えのサポートをしてくれる事業者もありますのでプロへの依頼を検討しましょう。

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ライター

佐倉玖弥

暮らしライター。主婦の経験を生かし「家事はキレイにスムーズに」をモットーにノウハウをご紹介。楽して無理なくできる家事を目指します。整理収納アドバイザー、クリンネスト、調理師、野菜ソムリエなど家事を楽しくする資格を保有。趣味は、犬の散髪・トレッキング・観葉植物を育てる事。

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