ゴミ屋敷ってどんな家のこと？

ゴミ屋敷、って何？

ゴミ屋敷というのは、その名のとおり、家や部屋がゴミで埋まってしまっている住宅のことをいいます。
ひどい場合は建物からゴミがあふれ出し、敷地内全体がゴミでいっぱいになっているような家もあります。

ゴミ屋敷の住民の特徴

では、ゴミ屋敷を作り出してしまう住民の特徴はどんなものでしょうか。
その多くは、高齢な場合があり、一人暮らしをしていて地域や親戚とも疎遠な住民が多いようです。
他人から見ると不用品でも、当人からすると大切な資源だという考えを持っていたり、物を多く持つことで心の隙間を埋めているようなケースもあります。

ゴミ屋敷になってしまうのはなぜ？

ゴミ屋敷になる原因は、当然その住宅に住む住民によるものです。
どんな生活をして、どんな人がゴミ屋敷を作り出してしまうのでしょうか。

ゴミが捨てられない

生活をしていたら当然毎日ゴミは出ますが、それを捨てるという基本的な動作ができない、しない、とゴミ屋敷になっていってしまうのです。
このような、人としての当たり前の動作をできないことにより、ゴミが増えていってしまう要因になります。
例にあげると、食材の容器やペットボトル、袋類、空き缶、空き瓶、使用済みティッシュペーパーと、キリのないゴミの数々を、捨てずに放置しています。

掃除ができない、しない

ゴミを捨てないということでもわかるように、ゴミ屋敷になる人は掃除もしません。
食器を洗ったり、床の掃除、散乱する生活用品の整理整頓もしません。
生活に必要な水回りは、掃除を怠ると悪臭やカビの原因にもなります。
どんどん汚れが蓄積していくことになってしまいます。

ゴミ屋敷になることによる弊害

ゴミ屋敷によってどんな弊害があるのでしょうか。
生活の拠点であり、外出から帰ってきてほっとする場所である部屋が、ゴミであふれかえることによって、気持ちが休まりません。
一度ゴミを溜めてしまうと、いつかまとめて捨てようと思っていても、それが面倒になったり、物理的に難しくなったりもします。
また、多くのゴミのせいで悪臭や害虫の原因になります。
生ゴミには、ゴキブリやネズミ、むかで、コバエなども知らず知らず増えていき、部屋中を徘徊することになります。
そのことによって、健康被害を及ぼすこともあります。
また、近所や周囲の住民にも迷惑をかけることになります。

ひどい場合は

いろいろなゴミを溜めこむうちにゴミ屋敷になってしまい、敷地内だけではなく道路にまで散乱させたゴミ、悪臭の発生、害虫の問題などはゴミ屋敷の住人だけの問題ではありません。
公共機関から、片付けるようにと注意勧告される場合もあります。
ゴミ屋敷になってしまうと、住人だけで片付けることが難しいこともあります。

ゴミ屋敷になる前の対処

ゴミ屋敷になることで、住民の家族、近所、などの周辺環境が悪化してしまうことは明白です。
少しでもゴミが溜まってきたり、自分で片付けるのが困難になってきた場合は、プロに依頼をすることも、ゴミ屋敷を回避するのに賢い選択ではないでしょうか。

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