
目次
- 1)洗濯槽洗浄は粉末のワイドハイターを使う|液体との違いは?
- 2)ワイドハイターで洗濯機洗浄の手順とポイント
- 2-1)ポイント①水温・ワイドハイターの量・つけ置き時間
- 2-2)ポイント②洗濯槽洗浄の手順
- 2-3)ポイント③ゴミをしっかりとり除く
- 3)洗濯槽にカビを発生させないために
- 4)洗濯槽の洗浄方法まとめ

ライター:笹倉さくら
暮らしライター。主婦の経験を生かし「家事はキレイにスムーズに」をモットーにノウハウをご紹介。楽して無理なくできる家事を目指します。整理収納アドバイザー、クリンネスト、調理師、野菜ソムリエなど家事を楽しくする資格を保有。趣味は、犬の散髪・トレッキング・観葉植物を育てる事。
1)洗濯槽洗浄は粉末のワイドハイターを使う|液体との違いは?

ワイドハイターで洗濯槽を掃除する際に使用するのは「粉末タイプ」です。
粉末タイプの主成分である過酸化ナトリウムはアルカリ性で水に溶けるとプクプクと発泡します。汚れの大半とカビは酸性ですので、アルカリ性で中和して緩め、発泡の力で汚れを落とすのです。
液体のワイドハイターの主成分は過酸化水素ですので、液体と粉末では成分が異なりますね。
洗濯機の洗浄に使う際には、必ず、「粉末タイプ」のワイドハイターを準備しましょう。
2)ワイドハイターで洗濯機洗浄の手順とポイント
準備するもの- ワイドハイター粉末タイプ
- はがれたカビやゴミを掬うネット…100均で売っているお風呂のごみ取り用のネットが便利(針金ハンガーにストッキングをかぶせて作ってもOK)
2-1)ポイント①水温・ワイドハイターの量・つけ置き時間

- 温度…酸素系漂白剤のパワーは水よりも50~60℃のお湯で洗浄効果が高くなります。
- ワイドハイターの量…水10Lに対して50~60gが目安です。60Lの水なら300g~360g。(参考:ワイドハイターのキャップ1杯が約55g)
- 浸け置き時間…最低3時間、できれば一晩浸け置きがベスト。
- 洗濯槽洗浄の頻度…カビが気になる夏の間は1~2か月に一度、寒い時期は2~3ヶ月に一度を目安にしてください。
2-2)ポイント②洗濯槽洗浄の手順

- 洗濯機の最大の水位を設定し、洗濯槽の洗浄モードがある場合はそのボタンを押します。そして洗濯機に50~60℃のお湯をためますので、自動で水が入る場合は、蛇口をしめておきましょう。 お湯をバケツで入れるのは重労働ですので、お風呂にためた熱めのお湯をお風呂ポンプで移すのが楽ちんです。
- ワイドハイターを10Lに対して、50~60gの割合で入れ、洗濯開始のボタンを押します。
- 洗濯槽が回り、ワイドハイターが溶けて泡が出てきたら、一時停止ボタンを押し、そのまま洗濯槽をつけ置きします。浸け置き時間は最低でも3時間、できれば半日~一晩おきましょう。
- つけおき後、ゴミが浮いている場合は、ネットを使ってすくい取ります。ゴミを放置すると洗濯槽にはりつくためできるだけ取り除いてください。
- 一時停止を解除して、通常に洗濯コースを運転します。「洗い」の途中では、洗濯槽を覗いてみて、浮いてきたゴミをすくい取ってください。すすぎと脱水が終わったら、ごみ取りネット(糸くずフィルター)のゴミを捨て、ネットをきれいに洗います。
- 再度、水位最大で、通常コースで運転し洗濯槽を洗います。ごみ取りネットを確認して、ゴミがつかなくなるとOKです。
2-3)ポイント③ゴミをしっかりとり除く
洗濯機内にゴミが残っていると、衣類を洗濯したときに衣類に汚れがついて洗いあがります。薄い膜のような汚れで払ってもなかなか取れません。汚れがごみ取りネットに残らなくなるまで、洗濯機コースで繰り返し動作させてください(3度くらいが目安)。
3)洗濯槽にカビを発生させないために
洗濯機の水がたまる部分は2重になっています。洗濯槽の外側には水槽がありますので、この2つの槽の間がしけっていると、洗濯槽の裏側にはカビが発生しやすくなります。
洗濯機内に湿気をためないための注意ポイントは3つあります。
- 洗濯が終わった後は、ふたを開けておく
- 今から洗う洗濯物を、洗濯槽に放り込まない(洗濯物が乾いていても洗濯機内の空気の流れを阻害します)
- 洗濯が終わったら速やかに洗濯機から取り出す
4)洗濯槽の洗浄方法まとめ
ワイドハイターで洗濯槽を洗浄する方法を解説しました。洗濯物の臭いでお困りならすぐにでも洗濯槽の洗浄をおすすめします。ポイントは、「湯温」「ワイドハイターの量」「つけ置き時間」「つけおき後にゴミをきれいに取り除くこと」の4つです。きれいな洗濯機で臭いのない洗い上がりを目指しましょう。
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