クレセント錠は揺らすと解錠できるって本当？外から窓を開けられる危険性とは

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目次

1. 1）クレセント錠は揺らすと解錠できるって本当？
2. 2）窓は空き巣・強盗に狙われやすい、鍵が壊れていないか確認
3. 3）クレセント錠がグラつくならすぐに対処
4. 4）防犯対策として窓に補助錠を取り付けるのもあり

1）クレセント錠は揺らすと解錠できるって本当？

基本的にクレセント錠は、窓を揺らしても解錠できません。

クレセント錠がしっかり取り付けてあれば、窓ガラスを割らない限り外から解錠するのは難しいです。

しかし、「急いで戸締まりをしたため、最後までハンドルを上げて施錠しなかった」のように、中途半端に鍵がかかっている場合、窓を揺らした衝撃でハンドルが下がり解錠する可能性があります。

一戸建て・共同住宅問わず、侵入窃盗被害に合う家の半数以上が無戸締まりが原因です。

戸締まりしたつもりでも、しっかり施錠していないと無戸締まりと同じ状態となるため注意しましょう。

参考：手口で見る侵入犯罪の脅威｜住まいる防犯110番｜警視庁

クレセント錠とは？

引違い窓のアルミサッシなどに取り付けられる、戸締り用の締め金具のこと。ハンドルを下から上へ回転させて、受け金具に固定すると施錠できる仕組みです。

参考：建築用語集＞クレセント｜東建コーポレーション株式会社

鍵開け事業者なら解錠できる可能性がある

鍵開け事業者に限り、施錠された窓に隙間がある場合は、クレセント錠の解錠が可能です。

外から専用の工具を隙間に入れ、クレセント錠を解錠します。

古い家だと窓の建付けが悪くなり工具が入るだけの隙間ができている可能性が高いですが、新しい家は窓に隙間がなく鍵開け事業者でも外からクレセント錠を解錠するのは難しいでしょう。

2）窓は空き巣・強盗に狙われやすい、鍵が壊れていないか確認

基本的に窓は、空き巣や強盗などの侵入犯罪の経路として使われることが多いので、窓のクレセント錠が壊れていないか確認してください。

窓が施錠されている場合、犯人は「窓ガラス破り」や「施錠開け」を行って、家の中へ侵入します。

特に古い家はクレセント錠が緩んでいたり、壊れかけていたりする可能性が高いので狙われやすいです。バールなどの工具を使って鍵を壊す「クレセント錠錠飛ばし」と呼ばれる方法で、侵入されることもあります。

自宅のクレセント錠の状態をチェックし、以下のポイントに1つでも当てはまった場合、すぐに対処して犯罪に巻き込まれるリスクを減らしましょう。

参考：手口で見る侵入犯罪の脅威｜住まいる防犯110番｜警視庁

3）クレセント錠がグラつくならすぐに対処

クレセント錠がグラつく場合は、「クレセント錠がサッシにしっかり固定されていない」「壊れている」という可能性があるのですぐに対処しましょう。

以下2つの方法で対処できます。

グラついたクレセント錠をそのままにしておくと、誰かが窓を揺らしただけでクレセント錠自体がサッシから外れ窓が開いてしまいます。

クレセント錠を固定しているネジを締め直す

クレセント錠は「施錠具」と「受け金具」の2つの部品に分かれていて、それぞれ窓のサッシにネジで固定されています。

ネジが緩んでいるだけなら、ドライバーを使ってネジを締め直しましょう。

新しい鍵に交換する

「クレセント錠を固定するネジを締めたのにグラつく」という場合は、鍵が壊れている可能性が高いです。

すぐに新しい鍵へ交換しましょう。

賃貸物件で劣化によりクレセント錠がガタついているなら、管理会社や大家さんへ相談すると交換してもらえます。

賃貸でも借主が負担することになった場合や持ち家の場合は、クレセント錠の交換を「自分で行うか」「鍵交換をしてくれる事業者へ依頼するか」のどちらかになります。

クレセント錠は通販サイトやホームセンターで購入し、自分で取り付けることが可能です。しかし、クレセント錠を選ぶとき、「ネジピッチ」「引き寄せ寸法」「高さ」などを正確に測る必要があります。

「鍵は重要だから自分で取り付けるのは不安」「寸法を正しく測れる自信がない」という人は、鍵を交換してくれる事業者に依頼しましょう。

くらしのマーケットでは、「窓の鍵（クレセント錠・カムラッチハンドル）の交換」のサービスも提供しています。実績のある信頼できる事業者が対応してくれるので安心です。

窓の鍵交換について詳しく知りたい方は窓の鍵についての記事もあわせてご覧ください。

窓の鍵の名前って何？金具の特徴や交換方法を解説

「窓の鍵の名前って何だっけ？」という方のために、この記事では鍵の名前を教えます。また、窓の鍵が調子悪くて悩んでいる人のために、交換方法や対処法なども解説するので参考にしてください。

鍵付きのクレセント錠に交換してセキュリティ強化

クレセント錠を交換するなら、防犯性の高い鍵付きのクレセント錠を選ぶのがおすすめです。

クレセント錠にはスライド式のロック付きタイプもありますが、空き巣は侵入するとき窓ガラスを割り、できた穴から手を入れてクレセント錠を解錠して窓を開けます。

スライド式のロックだと通常のクレセント錠と変わらないため、すぐに窓を開けられてしまいます。

以下のような鍵付きのクレセント錠なら、鍵がないと解錠できません。外部から侵入しにくくなるため、自宅のセキュリティ強化につながるのでおすすめです。

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4）窓に補助錠をつけると防犯強化に

クレセント錠の交換以外に、窓に補助錠を取り付けると防犯を強化できます。

補助錠を取り付ければ、窓ガラスが割られクレセント錠を解錠されても窓は開きません。

補助錠は自分でも取り付けられますが、DIYが苦手という場合は補助錠取り付け事業者に依頼しましょう。

くらしのマーケットでは、「鍵（補助鍵）の交換・取り付け」も行っています。窓の状態を見て適切な補助錠を選んでもらえるので、自宅のセキュリティを強化したい人は利用してみてください。

また、防犯対策を強化したい人はあわせて はサッシの外から鍵をかける方法の記事もあわせてご覧ください。

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他にこんなサービスもあります

【内窓（二重窓）リフォーム】

内窓（二重窓）リフォームとは、窓の内側にもう一つ窓を設置し、断熱効果や防音効果を高めるリフォームです。外からの冷気や暖気をより遮断できるので、寒い地域または暑い地域の住宅におすすめです。エアコンなど電気代の節約にもつながります。

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ライター：森田さなえ
主婦8年目です。自宅を購入したものの、思いのほか大通りから自宅の中が見えて防犯対策を試行錯誤しています。

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