川口市のアルファリペアのブログ
2025年9月23日
賃貸住宅を退去する際、多くの方が頭を悩ませるのが退去費用です。「思ったより高額な請求が来た!」という話もよく耳にします。ここでは、退去費用が高くなる原因と、費用をできるだけ安く抑える方法をわかりやすく解説します。
退去費用が高くなりやすい理由
退去費用が高くなる背景には、以下のような理由があります。
1. 原状回復義務がある
賃貸契約では、入居者には原状回復義務があります。これは、「借りたときと同じ状態に戻す」というルールです。ただし、普通の生活で生じる経年劣化や自然損耗は入居者負担ではないと法律で決められています。
例)
* 経年劣化 → 貸主負担
* 故意・過失による傷 → 借主負担
2. 業者の費用が上乗せされる
管理会社やオーナーが指定する業者を使う場合、中間マージンが上乗せされて高額になることがあります。特に壁紙や床の補修、ドアの傷穴補修、クリーニング費用などは注意が必要です。
3. 契約内容があいまい
契約書に「一律負担」や「一部借主負担」と書かれている場合、本来は払わなくていい費用まで請求されることもあります。国土交通省のガイドラインでは、明確な基準が示されているため、契約書と照らし合わせて確認しましょう。
退去費用を安く抑えるポイント
1. 契約書を事前に確認
まずは入居時に交わした契約書を確認しましょう。退去時に負担する範囲が記載されているため、ここを理解しておくことでトラブルを避けられます。
2. 自分で掃除しておく
クリーニング費用は高額になりがちです。退去前に自分で掃除を徹底的に行うことで、追加費用を減らせる場合があります。
* 水回り(キッチン・お風呂・トイレ)
* 窓やサッシ
* 換気扇
これらをしっかり清掃しておくと、業者による作業が最小限で済みます。
3. 軽微な補修は自分で対応
壁や床に傷や穴がある場合、退去前にリペア業者に依頼すると安く済むことがあります。
管理会社に丸ごと任せると、同じ作業でも2〜3倍の費用を請求されるケースもあります。
4. 見積もりを複数とる
退去費用を請求されたら、必ず見積書を確認しましょう。納得できない場合は、他の業者に見積もりを依頼して比較するのがおすすめです。
5. 写真で記録を残す
退去立ち会いの際は、必ずスマホで部屋の状態を写真に残すようにしましょう。後日、「ここが破損していた」と言われても、証拠があればスムーズに対応できます。
まとめ
退去費用を安く抑えるには、以下のポイントが大切です。
1. 契約書で負担範囲を確認
2. 自分で掃除して費用を削減
3. 小さな傷は事前に補修
4. 見積もりは複数業者で比較
5. 写真で証拠を残す
ちょっとした準備と工夫で、数万円単位の節約も可能です。無駄な出費を防ぎ、安心して新生活をスタートしましょう。
店長:井上善嗣
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