入間郡三芳町の有限会社 実幸「Zikko」のブログ
2020年7月31日
皆さんこんにちは!
本多です。
7月も終わろうかというのに、まだ梅雨が明けません。
コロナもまだまだ油断できません。
まったくもう(怒)
嫌な気分を吹き飛ばせるか分かりませんが、弊社のスタッフM子さんの特訓をお見せします。
今日もポリッシャーで床を洗っていますが・・・いつもと違うのにお気付きになりますか?
普通の訓練とは違います。
ある程度ポリッシャーに慣れてきた頃に、弊社で行う特訓(修行)です。
はい。
コップに水を入れたものを、ポリッシャーに乗せたまま・・・それをこぼさずに操作しています。
集中力が必要なのは初心者の証拠です。
初めはコップを気にしていたM子さんですが、直ぐに気にならなくなりました。
泡の出方も均一になっていますが、これはフラットに機械を扱っている証拠なのです。
コントロールするのに「絶対有利な立ち位置」を、ステップを切って常に維持しています。
つまり、小手先ではありません!
ベタ足で作業をする者は、上級者にはまず居ません。
そういう人は初心者か、ただのものぐさ者です。
そういう者は、大抵はへまをします(笑)
こういう訓練は、一流の業者ではよく行われている様です。
会社によっては「水準器」を取り付けるところもあります。
弊社には研修センターなんてありませんので、お客さんの建物で訓練するしかありません。
遊んでいるようにも見えるので、こっそりと行っています。
なんで本多がそんなこと知っているのか?って言いますと、ビルメンの一流どころがお客さんに居たのです。
昔はそれこそ名人級の人が居て、ポリッシャーを同時に二機も操作して、裸電球を挟んで運び、そのままソケットに装着させて(ピカッと)みせたそうです。
テレビ番組にも出演されたそうです。
残念ながらご本人には会えませんでしたが、お弟子さん達からお話を聞かせてもらいました。
以前に水準器を取り付けてみたのですが、当時のアルバイトにその日のうちに紛失されました(涙)
磁石でくっついているのに失くすとは、わざと外して捨てているのです。
こういう輩は、いずれ解雇になります。
高いものを与えても無駄になるので、現在のコップになりました。
水準器よりも、ずっと難しいです。
私が中学生の頃に先代にやらされた時は、コップの中身は原液の剥離剤で、それをものの見事にこぼしてしまい、泣く泣く独りで後始末をさせられました(笑)
センターの狂ったポリッシャーだと振動します。
つまりポンコツを掴まされたのです。
ゲンコツまでもらうし、本当に悪魔のような存在でしたよ。
今やったら訴えられます!
私はそこまで意地悪はしませんが、これを「無理です!ダメです!出来ません!」って即答で言う男たちも多いです。
実に嘆かわしい。
ウチのポリッシャーで芯ブレしているポンコツなんて、もう一台も無いです。
(そもそも芯ブレさせる様な「間違った機械の使い方」をしている方がオカシイのです。)
M子さんは「やった事も無いうちから、そんな言葉を言いたくない!」と挑戦しましたが、あっさりとコントロールしていました。
そういえばK子さんも同様な事を言っていたなあ。
結局は技術の積み重ねをどれ程して来たか?と言う事です。
教えているそばから自分の解釈を混ぜたり、勝手に端折って記憶してきた事で、教わったことを覚えていないのです。
「見よう見まね」しか出来ないんですよね。
M子さん「やらないと分からない」って、よく言いますが本当に真理です。
つまらないプライドが邪魔をするのでしょうね。
訓練で失敗するのは当たり前だと分からないのか、その失敗すらをも見られたくないのか。
結局は「素直で負けず嫌い」の素養が無いのです。
そう言って逃げても無駄なんですけどね。
仕事の満足にできない者に、仕事を依頼する人なんて居ません!
こういう訓練で機械の「送り速度」や「旋回時の荷重の掛け方」を覚えます。
人によって回転数が変わる訳では無いので、こういうところで生産性の差が生じます。
機械の性能を引き出す!とは言っても、実際に出来なければ只の言葉でしかありません。
実践は実戦に繋がります。
先日はM子さんポリッシャーに、取っ手を付けてカスタム化しました。
これで持ちやすくなったと思います。
本物になる日も近いM子さん。
頑張っていますよ。
どうして技術ベースになるような情報を、そんなにいとも簡単に教えるのか?と、以前 同業者(社長さんだったかな)に聞かれました。
「ウチには盗まれて困るような、紛い物の技術はありません。」
「変なことをアイツ(本多)に教わって、迷惑だったなんて言わせません。」
「それにマスターしても追いつかれるだけで、追い越される訳ではありません。」
「これを知ったからって、マスターする努力は自身で払わないとモノにできません。」
そう答えたら納得したみたいです。
流石に「教えに来てくれ」は、お断りしました!
ウチの大事なお客さんが毎日待っていますからね。
見に来るのは、何時でも誰でも構いませんよ。
手は止めませんが、聞かれたら答えます。
勿論、お代は要りません(笑)
店長:本多 誠
創業昭和47年! 安全・安心・誠実に、お掃除させて頂きます! 厚生労働省・国家検定「清掃作業監督者」取得済み。
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