大阪市 北区の有限会社JWコーポレーションのブログ
2024年11月15日
今回はいつもと違い、神社・寺院などの再生職人さんへ依頼したお仕事の話です。
ご依頼は「数寄屋門と玄関のリフレッシュ」です。
現地調査へ出向くとそこには・・・「立派な門と玄関が・・・」
『計画』
・施工箇所:数寄屋門→屋根内側、柱、枠、扉
玄関→屋根内側、柱、枠、扉、雨戸
・工期:約10日間 *雨天中止(外での作業の為)
・工程:①洗い
②シミ抜き
③研磨
④保護剤塗布
*数寄屋門、玄関ともに同じ工程で進めていく計画です。
1日目(初日)「現状チェックと作戦・計画」
チェックしてわかった事。
・表面がザラザラ
・何らかの色塗装が残っている。
・玄関扉と雨戸は多少の日焼けはあるが状態は良い。
⇒工程を1つ増やし「洗い」の前に「削り」を追加。特殊なカンナ?で表面を削ります。
2日目以降(4,5日間で門の「洗い」まで仕上げます)
「削り」―サンダーやペーパーの研磨とは違い、艶が出る。木の香りもする!
「洗い」―過酸化水素液で全体の汚れを落とす。
「染み抜き」―リン酸水と塗料剥離剤、アルカリ剤での染み抜きは様子を見ながらの
作業です。
「研磨」―サンダーやペーパーで表面の毛羽立ちを整える。
5日目、午後~
門の部分が終わり、いよいよ玄関部分がスタート。
3~5日で玄関の洗いまで仕上げます。
削り⇔洗い⇔染み抜き⇔研磨という作業を繰り返しながら完成に向けて進めていきます。
「削り」―ざらざら面をスクレーパーで削るとツルツルの美しい木目が蘇ります。
「洗い・染み抜き」―雨ざらしの屋根先の汚れはひどく、洗いと染み抜きを繰り返し、
汚れ、塗料などを除去します。
「研磨」―細かい部分は手研磨で、広い範囲はサンダーで表面を整えます。
7日目
玄関作業の間、門を乾燥させていたので保護剤を2回塗布。
塗布後、雨が降ると困るので晴れが続きそうな日を選びます。
9日目
乾燥後の玄関に保護剤を2回塗布。この作業も雨が降らない日を選びます。
10日目
全体チェックと清掃作業→完成
普段の工事とは全く違う作業内容だったので、とても勉強になりました。
[写真左:作業前]
[写真中:細かい手作業]
[写真右:洗いの作業]
SIAA承認登録の抗菌効果をプラスしたコーティング施工いたします!
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