大阪市 北区の有限会社JWコーポレーションのブログ
2024年7月26日
新築分譲マンションをご購入されて、更にインテリアオプションで洗面室の床(クッションフロア)のコーティングを追加されたお客様からのお問い合わせです。
「コーティングしてもらったばかりの床をアルコール拭きしたら、コーティングが取れてしまったみたいなんだけど、キレイになりませんか?」
えー!コーティングなのにそんなに簡単に取れてしまったのでしょうか?って思いながらお話させていただきました。
聞き取り調査をすすめていき、幾つかわかった事がありました。
・インテリアオプションで購入された「○○コーティング」というものだった。
・価格は¥45.000だった。
・掃除の際アルコール拭きをすると簡単に取れてしまった。(特に注意書きにはなかったそうです)
お客様から教えていただいた「○○コーティング」というのを調べてみます。
というのも現状何が塗布されているのかわからないと「剥離・洗浄」などキレイにする方法を見つけられないので。
結局わかったのは「○○コーティング」ではなく「○○WAX」だったということ。
この「○○WAX」の成分が→変形シリコーン・イソプロピルアルコール・PTFE・水となっていてラベルを確認すると
『住宅用防汚WAX』となっています。早速メーカーさんへTELしてハクリの仕方などを聞いてみました。
➡「アルコール拭き」で簡単に取る事ができますよ!との答え。
これで何が塗布されているのか、と剥離の仕方がわかりましたので、お客様のご希望である「キレイにしてほしい」
を実行するのみです。
訪問前にお客様宅のCFと同じものを用意して試験もしっかりしておきます。
(この作業はできる限り同じものを取り寄せて試してみます)
では、補修へ伺います。
1、まず実際に状況を見て確認。
2、塗布済みのWAXを全面キレイに剥離する。
3、しっかり乾燥。
4、弊社のCFガード+プラスを施工。
5、乾燥&チェック
という工程でキレイになりました。これでアルコール拭きをしても大丈夫です。
しかし、今回の件では「WAX」を「コーティング」として販売していたこと。
そして「アルコール拭きをすると取れてしまうこと」をきちんと販売の時点でお客様に伝えられていなかったこと。
など問題点があるなあと思いました。
なぜ問題かというと・・・。
「WAX」と「コーティング」は違います。
両方とも【床を保護する】という目的は同じです。しかし、耐久年数・メンテナンスの仕方に違いもあり、1番違うところは
・「WAX」は定期的に再塗布するなどのお手入れが必要。ハウスクリーニングの一種。
汚れを取り込む性質なので、汚れとともに取り除きます。どちらかといえば美観重視のものです。一方
・「コーティング」は強靭な塗膜を作るペンキと同じ塗装の一種です。なので「WAX」とは別物。
洗面室やトイレなどは掃除の際、アルコール拭きをすることも多く、お手入れシートにもアルコール成分が含まれているものも多いです。
なので「WAX」では剥がれにより光沢がムラになったりします。取れてしまうと防汚の役目も果たせなくなります。
「WAX」と「コーティング」の違いは小さいようで、とても大きな違いがありますので、予算や必要度、メンテナンスの仕方など確認したうえで購入されることをおすすめいたします。
[写真左:真ん中が取れてしまっている状態]
[写真中:試験中]
[写真右:CFコート+プラス塗布後]
SIAA承認登録の抗菌効果をプラスしたコーティング施工いたします!
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