大阪市 北区の有限会社JWコーポレーションのブログ
2025年3月14日
近頃たくさんご依頼をいただいております「窓フィルム」ですが、下見をさせていただいた段階で「熱割れ計算」というのをフィルムメーカー様に依頼しております。 (*「熱割れ判定」という場合もあります。)
では「熱割れ」とは?簡単にいうと・・・
『熱を吸収したフィルムが原因で室内とフィルムを貼ったガラスで温度差ができてしまい、ガラスにひびが入る事がある』という現象。
実は2024年の夏、猛暑の影響で【突然ガラスが割れる】というニュースが度々報道されていました。
特に≪網入りガラス≫と呼ばれるガラスは熱割れしやすいガラスだそうです。
≪網入りガラス≫とは・・・
ガラスの中にワイヤーが入っているガラス。
ワイヤーにより火災や災害時などにガラスが割れてもワイヤーメッシュが破片を支えるのでガラスが崩壊するのを防ぎます。ただし、ワイヤーが高温になると伸び縮みする為、割れる事があるそうです。
では「熱割れ」が発生しやすい環境とは? (*絶対に熱割れが起こるというわけではありません)
①フロート板ガラスは厚みがある方が熱割れしやすい。
②網入りガラスはフロート板ガラスよりも熱割れしやすい。
③ガラス面積が大きい程熱割れしやすい。
④カーテンやブラインドがあると、ガラスとの間に熱がこもり温度差が大きくなりやすくなるの
で無い場合よりも熱割れしやすい。
⇒そこでフィルムを貼りたい窓の様々な使用環境を把握し、想定した上で「熱割れ判定依頼」を
するのが望ましいんです。
下記写真がメーカー様よりいただく「熱割れ計算書」の一例です。
様々なデータを入力する事により計算してくれています。ではどのようなデータを入力するか?
①地域・窓のある方角
②ガラスの種類、ガラスの設置状況(垂直か角度がついているか)、ガラスの厚み
*ガラスの厚みを測るメジャーのようなものがあります。
③ガラスのサイズ(寸法)と面積
④夏・冬のおおまかな室温
⑤影の状態
⑥カーテン・ブラインド等の有無とガラスからの距離
など、メーカー様によって違いはありますが共通の項目はこんな感じ。あとは、このデータに
プラスで施工したいフィルムの品番を入力します。
そうすると「熱割れ計算」をしてくれてリスクが低いかどうか(施工可能かどうか)を
判定してくれます。
★リスクが低いからといって「熱割れ」が絶対起きないという保証ではありません!
また希望フィルムの他にも施工可能なフィルムの品番も記載してくれています。
昨今の猛暑の影響もあり、事前にリスクを調べられるというのはとても大事だと思います。
[写真左:ひびが入った網入りガラス]
[写真中:熱割れ計算書]
SIAA承認登録の抗菌効果をプラスしたコーティング施工いたします!
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