川西市のみやはら工房のブログ
2022年11月27日
本日は築30年のマンションのフローリングの剥がれを補修させて頂きました。
この頃のフローリングは経年劣化で木目が開いてきます。その状態から更に経年変化するとフローリング表面の薄い板の単板(たんぱん)という部分が剥がれることがあります。
この剥がれた単板(たんぱん)が補修後に引っかからない様に接着剤を流し込んでおります。(靴下やストッキングが引っかかると嫌ですもんね。)
色に関してですが、全体的に経年劣化で白けているので、それに合わせて着色していきます。補修箇所だけが綺麗になってしまうとそれはそれで違和感が生じてしまいます。
ちなみにですが、写真の様なフローリングの状態でワックスの剥離再塗装をご検討されている方は以下の2点をワックス業者の方に質問することをお勧めしております。
1.剥離剤が補修箇所を剥がさないか?
2.劣化しているフローリングに使用しても問題がないか?
1.補修箇所を剥がすという事についてですが、剥離剤は溶剤成分が含まれていることが多いです。
せっかく綺麗に補修してもワックスの剥離剤によって補修箇所の色をとかしてしまうことがあります。
また、現在お住まいの方で補修実績がなかったとしても前の入居者様が補修している場合もあります。
2.上記にもご説明させて頂きました木目が開いてくる経年劣化。専門用語では道管が開いているというのですが、この道管から剥離剤がフローリング内部に浸透して不具合を引き起こす可能性がございます。
(※道管とは木の水分が通る、人間で言う血管の様な細い管のこと。)
最後までお読みいただきありがとうございました😊
店長:宮原勝己
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