川西市のみやはら工房のブログ
2026年2月6日
※ 本記事は、フローリング補修業者が現場で見てきた傾向をもとにした考察です。
※ 退去時の判断や原状回復費用の有無は、管理会社やオーナー様ごとに異なり、指摘や請求を確約するものではありません。
引越しを控えた時期になると、
「このフローリングの傷は指摘されるのか」
「直しておいた方がいいのか」
と悩まれる方が多くなります。
退去立会いでは、床を細かく検品するというより、限られた時間の中で全体を確認するケースが一般的です。
そのため、傷の大きさだけでなく「見え方」や「位置」が判断に影響することがあります。
● 部屋全体で見て違和感があるか
退去立会い時、まず見られるのは床全体の印象です。
膝をついて一つ一つの傷を確認するというより、立った状態で部屋を見渡し、気になる点があるかどうかを確認されます。
例えば
・色が少し薄くなっただけの浅い凹み
・木目の流れに紛れている小さな押し跡
こうした傷は、サイズがあっても目立たず、そのまま通過することもあります。
一方で
・表面材が欠けて白っぽく見えている
・角が欠け、素材の断面が見えている
このような傷は、範囲が小さくても視覚的な違和感が強く、指摘されやすい傾向があります。
不動産関連の解説動画でも、「面として欠損があるものは印象が悪くなりやすい」と説明されることが多いポイントです。
● 生活導線上にあるか、壁際か
傷の位置も重要な判断材料です。
・玄関から室内へ入る動線
・リビングやキッチン前
・掃き出し窓へ向かう通路
こうした生活導線上の傷は、立会い時にも自然と視線が向きやすく、確認されやすい場所です。
反対に
・壁際や部屋の隅
・家具を置く前提の場所
・人があまり立ち入らない箇所
これらは、目立ちにくく指摘されないケースも見られます。
実際、管理会社側も「通常使用で視認性が低い部分」については、深追いしない判断をすることがあります。
● 照明や外部の光で目立つか
傷の見え方は、光の当たり方によって大きく変わります。
・窓からの自然光が斜めに入る位置
・ダウンライトの直下
・夕方に影が伸びる方向
こうした場所では、
・わずかな凹み
・表面の欠け
・補修跡
が強調されて見えることがあります。
最近の住宅は照明が明るく、床の陰影が出やすいため、「光で浮き出る傷」は特に注意が必要だと感じます。
● 判断の目安として
退去立会いで見られやすいのは、
・傷の数や細かさ
ではなく
・部屋に入った瞬間の印象
・目線に入りやすい場所か
・光の影響で強調されていないか
という点です。
すべての傷を直す必要はありませんが、
「自分が内見する立場だったら気になるかどうか」
この視点で見ると、補修すべきかどうかの判断がしやすくなります。
引越し前で判断に迷う場合は、傷の写真を見て「補修した方が良い傷」と「無理にやらなくてもよい傷」を整理するという考え方もあります。
本記事が、その判断材料の一つになれば幸いです。
店長:宮原勝己
川西市拠点・兵庫大阪対応|赤ちゃん・ペットのいるご家庭も安心な有機溶剤不使用のリペア専門店
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