芦屋市のアサヤン企画のブログ
2020年3月4日
これまでご依頼いただいた方の大半は、ライブやコンサートを最初から最後まで全曲撮って欲しいと言われました。しかし、結論から言うと、それで多くの人に見てもらえるビデオを作ることは、非常に難しいと言わざるを得ません。
Youtubeなどで良く見られているMVは1本で1曲が原則で、長くても5分までです。出演者もビデオ制作者もその1曲に全てを傾注しています。
小生はテレビ局で音楽番組も制作していましたが、上のような全曲入れる1時間枠ともなると、出演者が人気のあったり、実力に定評がある人でも、より多くの人に見てもらう(視聴率を上げる)ためには、あの手この手を使いました。具体的には、PAや照明、舞台美術、衣装、メイク、クレーンを含めた5、6台のカメラ(マン)とコンセプトを共有し、ベクトルを揃えるために事前に綿密な打ち合わせをし、カメラ割り付きの台本を作って、収録に臨みました。何曲にもなると、そのくらい手間暇をかけないと持ちません。市販されている音楽DVDの制作も同じです。
よって、少ない予算で短時間にMVを制作される場合、欲張らずに1曲に絞ることをお勧めします。その1曲に可能な限りの力を注ぐのです。
レコーディング・スタジオではなく、客を入れたライブやコンサートで作る場合で、リハーサルから呼んで頂けず、ぶっつけ本番ということならば、仕上げてネットに上げる曲は2曲目以降にお願いします。なぜなら1曲目は音声のレベル調整をし、各パートの配置や動きなどを確認しなければならないからです。
限られた予算でも、可能な限り良いMVを作りましょう。
店長:阿佐部 伸一
新聞・雑誌・テレビでカメラマンと記者、ディレクターを計37年
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