芦屋市のアサヤン企画のブログ
2020年7月30日
お客様から×××を使わなかったとクレームが入ることがあります。小生がカメラ以外の機材を使うかどうかは、ご予算にスライドさせるのではなく、何をどう撮るかで選択しています。
例えば、一般の民家で光が回りすぎていたり、遠いところで話している人が声がやたらクリアーだったりするとリアリティが損なわれます。街中を歩きながら喋っているのに、まるでレールを敷いて台車から撮ってるように安定していると臨場感がありません。
車で撮影に行けば重い機材も持参できますが、ご注文がなければ助手は使っていないので、車窓からの撮影はできないばかりか、いったん撮影が始めると車が邪魔になることもあります。
持っていただく経費がかさむことよりも、あまり作り込むと「あぁ、これはカメラが回っている時だけで、普段は違うんだろうな」と視聴者にとられてしまいます。何よりも、これは避けなければなりません。
音楽やショーなどステージやスタジオで撮るものは、当然作り込みます。しかし、平素のリアリティが大事なものは、いわゆる綺麗に撮ることよりも、事前の計画や準備に手間暇をかける方が、より訴求力が出ると思います。
ご納得いただけるよう、何をどう撮りたいのか、ぜひ撮影開始前にご相談ください。
店長:阿佐部 伸一
新聞・雑誌・テレビでカメラマンと記者、ディレクターを計37年
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