芦屋市のアサヤン企画のブログ
2020年2月28日
ビデオも写真も、仕込み(準備)をせずに、1回(日)こっきり撮影だけを発注される方へのメッセージです。
結論から言えば、実際にインターネットや印刷物で公表するモノだけを発注されると、結局お得です。
ビデオの場合は、文章や写真では伝わり難いビデオ向きの内容に絞り、撮影の際には似たような映像も音声の繰り返しを避けることです。
写真の場合は、必要な被写体に絞り、紙(誌)面やモニター上でのレイアウトを想定して縦横、右向き左向き正面なども決めておくと無駄がないというか、短時間で撮れます。
もちろんビデオ向きではない被写体でも、動画で見せた場合に持つような撮り方に努めます。また、写真の場合も同じページ(記事)内で使われることや、組む写真との兼ね合いを考えて、サイズや向きを変えて撮ります。
実際には現場へ行ってみないと、会ってみないと分からないという”出たとこ勝負”もあります。そして、撮れたモノで構成するというのも全くアリです。しかし、場所や人物、状況が事前に判っていたり、レイアウトが決まっていたり、見せる順序や尺が決まっていたりする場合は、それに合った発注をすると「お得」ということです。
なぜ、お得なのか。先ずは時間単位で請けている撮影料が安くなるからです。しかし、それ以上に大事な理由があります。というのは、ビデオや写真を見る人は、同じことを伝えようとしているならば、映像なら短い方、写真なら点数が少ない方を好むからです。欲張って、あれもこれも見せようとして長くなったり、点数が多くなったりすると、逆に見てもらえなくなってしまいます。見てもらえないものを、作るのは「お得」ではないし、虚しいですよね。
個人的に欲しい写真や映像ではなく、実際に使うカットやシーンに手間暇をかけると、限られた時間内でより良いモノができます。
それでも、あれもこれも見せたいということならば、事前に入念な打ち合わせと仕込みをし、時刻や日を変えて撮影回数を増して、持つだけの内容にしなければなりません。なので、当ブログの冒頭に記した「仕込みをせず、1回(日)こっきり」という前提ではなくなります。
店長:阿佐部 伸一
新聞・雑誌・テレビでカメラマンと記者、ディレクターを計37年
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