芦屋市のアサヤン企画のブログ
2022年11月7日
マイホームを建てる時、いきなり大工さんや左官屋さんに発注したりしませんよね。まずは建築士に予算はこれだけ、家族構成、ペットや自家用車の有無、何々風でとか条件や希望を伝えなければなりません。そして、その土地の気候や条例・法律も考慮して設計図を作成してもらわないことには、見積も出せず、住める家は建ちません。
ところが、ビデオやウェッブサイトを制作する際に、伝えたいことが絞れておらず、台本やラフ構成もないまま、カメラマンに映像や写真を発注される方が非常に多いのが現実です。これでは設計図なしで、いきなり大工さんに家を建ててと言っているのと同じです。
目指すビデオやサイトを作るには、どんなカットがどのくらい必要で、それを撮るにはどうしなくてはならないかを考え、必要な仕込みをし、進行管理することをディレクションと言います。
撮影の場合、事前に検討して選定しなければならない具体的な点は、次のようなことです。(A)撮影する季節、平日か休日か、その時間帯、天候待ちの予備日設定、(B)撮影場所・撮影地の選定、必要ならばその場所での撮影許可申請、(C)出演者の選定・手配、一般人ならば顔出し可の事前承諾、(D)特殊機材が必要ならばそのレンタル手配、(E)複数のカメラマンや助手、録音技師、メイク・スタイリスト、車両などが必要ならば、その手配、(F)弁当が必要ならその手配
小生はカメラマンですが、実はテレビ局でディレクターも20年近くやり、上記のような仕事を日常的にやっておりました。実はこのディレクションが結果に大きく響き、最悪の場合は頓挫してしまいます。もちろん事件事故のような予見できないことは、ニュースの経験もありますので、突発対応も可能です。しかし、準備する時間的余裕があるにも関わらず、準備しないようでは良いモノはできませんし、完成しないこともあり得ます。
ということで、別途ディレクション料を請求したりしませんので、是非「今度こんなビデオ、あるいはサイトを作りたいのだが…」という企画の段階からお声がけ頂ければ、良い結果が出せると思っております。
店長:阿佐部 伸一
新聞・雑誌・テレビでカメラマンと記者、ディレクターを計37年
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