町田市のおたすけマンのブログ
2025年3月3日
ドラム式洗濯機は便利な家電ですが、実は定期的なメンテナンスが欠かせません。私はくらしのマーケットでパナソニックと日立のドラム式洗濯機の分解クリーニングを提供し、さらに洗濯機分解クリーニングのスクールも主宰しています。
数えきれないほどのパナソニック製ドラム式洗濯機を分解してきた経験から、多くの故障やエラーの原因を見てきました。今回は、なぜドラム式洗濯機の分解洗浄が必要なのか、そして分解前の試験運転とエラーの見極めがいかに重要かを詳しく解説します。
ドラム式洗濯機は2年に一度の分解洗浄が必要な理由
一般的に、洗濯機は定期的に洗剤や漂白剤を使った「洗濯槽クリーナー」での掃除が推奨されています。しかし、それだけでは完全に汚れを除去することはできません。
① 内部のカビや汚れが蓄積する
ドラム式洗濯機の構造上、湿気がこもりやすく、洗濯槽の裏側やホース内には見えない汚れやカビが大量に蓄積します。特にパナソニック製は汚れが溜まりやすい傾向にあります。
② 排水不良や乾燥不良の原因になる
内部に溜まったホコリや石鹸カスが排水経路を詰まらせることで、脱水不良や乾燥不良の原因になります。「乾燥が弱くなった」「洗濯物が生乾きになる」といった症状が出たら、分解クリーニングのタイミングかもしれません。
③ 故障やエラーのリスクが高まる
私はこれまで数多くのパナソニック製ドラム式洗濯機を分解してきましたが、ほとんどの故障は汚れの蓄積が原因でした。
だからこそ定期的なクリーニングが必要です。
分解前の試験運転は絶対に欠かせない!
分解クリーニングをする前に、必ず試験運転をして動作確認を行います。これが非常に重要な理由を説明します。
① 事前にエラーの有無をチェック
試運転をせずにいきなり分解すると、もともと故障していたのか、分解後に不具合が発生したのか分からなくなるリスクがあります。例えば、排水ポンプが詰まっていた場合、分解前にエラーコードが出ているかどうかを確認することで、適切な対処が可能になります。
② 異音や動作不良を見極める
「ゴロゴロ」「カタカタ」といった異音がしている場合、ベアリングやモーターの異常が考えられます。試運転時にしっかり音をチェックし、分解前に異常を特定することで、修理が必要かどうかを判断できます。
エラーの見極めがクリーニングの質を左右する
ドラム式洗濯機の分解クリーニングでは、エラーの原因を正しく見極めることが不可欠です。
① よくあるエラーコードとその原因
• H51/H52(パナソニック):排水系統の詰まり
• H43:乾燥ヒーターの異常(ホコリ詰まり)
• C02(一般的なメーカー):ドアロックの不良
これらのエラーが発生している場合、単に汚れを落とすだけではなく、どの部品が影響しているのかを判断する力が求められます。
※メーカーによる点検にて正確な原因を確認されてください
② クリーニング後の動作確認が重要
分解洗浄後に再度試運転を行い、エラーが改善されたかどうかを必ずチェックします。もし改善しない場合は、部品交換や修理が必要になります。
まとめ:プロによる分解クリーニングの重要性
ドラム式洗濯機の分解クリーニングは、2年に一度は行うべき重要なメンテナンスです。特にパナソニック製は内部構造が複雑で、適切な知識がないとトラブルを引き起こす可能性もあります。
そのため、
✅ 試運転でエラーを見極める
✅ エラーコードを正しく判断する
✅ クリーニング後も動作確認を行う
ことが、故障を防ぎながら快適に使い続けるための鍵になります。
私はこれまで数えきれないほどの洗濯機を分解し、さまざまな故障やエラーを見てきました。もし「うちの洗濯機もそろそろ分解洗浄が必要かも?」と感じたら、専門家によるクリーニングを検討してみてください!
店長:下田 開
日常生活の困ったをオタスケするお店です!
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