町田市のおたすけマンのブログ
2025年1月30日
排水管の破損が引き起こす地盤沈下と陥没事故——未然に防ぐための対策とは?
先日、埼玉県八潮市で排水管の破損が原因となり、地盤沈下から陥没事故が発生しました。これは決して他人事ではなく、一般の戸建て住宅でも起こりうる深刻な問題です。特に築年数が経過した住宅では、排水管の老朽化や目に見えない小さな破損が進行している可能性があります。
本記事では、排水管の破損がなぜ地盤沈下を引き起こすのか、そして未然に防ぐための具体的な対策について詳しく解説していきます。
なぜ排水管の破損が地盤沈下や陥没を招くのか?
排水管は住宅の下を通り、日々の生活排水を下水道に流す重要な役割を担っています。しかし、この排水管にわずかな破損があると、そこから少しずつ水が漏れ出します。この水が長期間にわたって地中に染み込むことで、次のような現象が発生します。
1. 土砂の流出
漏れた水が地中の土砂を洗い流すことで、地盤が徐々に弱くなります。特に砂質土や粘土質の地盤では、少しずつ土が流れ出す「パイピング現象」が起こりやすくなります。
2. 空洞の形成
土砂が流出することで、地中に目に見えない空洞ができていきます。こうした空洞は長期間気づかれないまま拡大し、地盤が支えられなくなります。
3. 地盤沈下・陥没
ある日突然、地盤が沈下したり、陥没が発生したりします。これは道路や建物の基礎に影響を及ぼし、最悪の場合は建物の傾きや倒壊につながる危険性もあります。
実際に、今回の八潮市の事故も、排水管のわずかな漏れが長年にわたって周囲の地盤を弱らせ、最終的に陥没を引き起こしたと考えられます。
一般家庭でも起こりうる!排水管破損のリスク
このような事故は、大規模な施設や道路だけでなく、一般の戸建て住宅でも発生する可能性があります。特に以下のようなケースでは、排水管の破損リスクが高まります。
• 築年数が30年以上経過している
昔の排水管は鉄管や塩ビ管が使われており、経年劣化でひび割れや腐食が進みやすくなっています。
• 木の根が排水管に侵入している
庭に大きな木がある場合、木の根が成長する過程で排水管に侵入し、破損の原因となることがあります。
• 地震や工事の影響を受けた
過去に地震があった地域や、近くで大規模な工事が行われた場所では、地盤が動いて排水管がずれることがあります。その結果、破損が発生しやすくなります。
• 排水の流れが悪くなっている
最近になって排水の流れが遅くなった、ゴボゴボと異音がする場合、内部に詰まりや破損がある可能性があります。
排水管の破損を未然に防ぐためにできること
排水管の破損を防ぐには、定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。
1. 定期的な排水管洗浄を実施する
排水管の内部に汚れが溜まると、水の流れが悪くなり、管内の圧力が変化してひび割れが発生しやすくなります。四半期に一度(3か月に1回)程度のペースで排水管を洗浄することで、汚れの蓄積を防ぎ、トラブルのリスクを軽減できます。
戸建ては2年に1度がお勧めです。
2. 内視鏡カメラでの点検を行う
排水管は地中に埋まっているため、外からは状態を確認できません。しかし、専用の内視鏡カメラを使えば、管の内部のひび割れや詰まりを詳細にチェックできます。
当社では、排水管洗浄時に内視鏡調査をセットで行うことを推奨しており、小さな破損も見逃さずに発見できます。特に築年数が経過した住宅では、早めの点検が安全対策として有効です。
3. 排水管の耐久性を高める工事を検討する
もし内視鏡調査でひび割れや腐食が見つかった場合、放置せずに早めの修繕を行うことが重要です。小さなひび割れなら、部分的な補修で対応できますが、大きな破損がある場合は、排水管の交換や補強工事が必要になることもあります。
東京・神奈川で排水管のトラブルが気になる方へ
排水管の破損は見えない場所で進行するため、気づいたときには大きな被害が出ていることが少なくありません。しかし、定期的な点検や適切なメンテナンスを行うことで、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
「うちの排水管、大丈夫かな?」と少しでも不安を感じたら、専門業者に相談することをおすすめします。東京・神奈川エリアで排水管洗浄や内視鏡点検を検討されている方は、ぜひご連絡ください。
皆様の大切な住まいを守るために、今すぐ行動しましょう!
店長:下田 開
日常生活の困ったをオタスケするお店です!
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