町田市のおたすけマンのブログ
2025年12月14日
「毎日きちんと洗っているのに、
なぜかニオう…乾燥が弱くなった…」
ドラム式洗濯機、とくにパナソニック製をお使いの方から、
このようなお悩みを本当によく伺います。
実はこれ、
使い方が悪いわけでも、ハズレ機種でもありません。
むしろ、
まじめに使っているご家庭ほど汚れやすい構造なのです。
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洗濯槽は「洗剤と柔軟剤が残りやすい」
ドラム式洗濯機は節水性能が高い反面、
洗濯槽の内側に
・洗剤
・柔軟剤
が薄く残留しやすい構造です。
この残留した成分に湿気が加わることで、
黒カビが発生します。
市販の洗濯槽クリーナーで
「黒いカスが出た!」という経験、ありませんか?
実はあれ、
👉 黒カビの一部は落ちていますが、
洗剤・柔軟剤が固着した部分はほとんど落ちていません。
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毎日乾燥を使うとカビは減る。でも別の問題が…
「カビ防止には毎回乾燥まで使うといい」
これは正解です。
洗濯槽のカビ発生は、かなり抑えられます。
ただし――
乾燥を使うと別の問題が起きます。
✔ 衣類から出る糸くず
✔ 髪の毛
✔ ペットの毛
これらが少しずつ溜まり、
内部でホコリだまりを作ります。
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ホコリ×洗剤×柔軟剤=最悪の組み合わせ
このホコリに、
洗剤や柔軟剤が染み込みます。
すると、
・ベタベタ
・ネチャネチャ
・時間とともにカチカチ
という、
家庭では絶対に取れない汚れに変化します。
さらに、
粉洗剤・エコ洗剤・無添加洗剤を使っている方ほど、
洗濯槽にベッタリ固着しやすい傾向があります。
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ヒートポンプが一番危ない
パナソニックのドラム式で
特にトラブルが多いのがヒートポンプです。
乾燥フィルターを2枚通しても、
細かいホコリや髪の毛、ペットの毛は
どうしても通過してしまいます。
その結果、
ヒートポンプのフィンの間にホコリが詰まり、
そこへ気化した洗剤・柔軟剤が付着。
👉 ヘドロ状の汚れになります。
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乾燥不良が起きる「水のループ」
ヒートポンプは、
湿気を結露させて水として排出する装置です。
しかしヘドロ詰まりが起きると、
・結露した水が下に落ちきらない
・ファンに吸い込まれる
・洗濯槽に戻る
という水のループが発生。
結果、
✔ 乾燥が終わらない
✔ 生乾き
✔ 電気代が上がる
という症状につながります。
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だから「分解クリーニング」が必要
洗濯槽クリーナーでは限界があります。
見えない場所にこそ、
本当の原因が隠れているからです。
ドラム式洗濯機は、
定期的に中をリセットする家電。
そう考えていただくと、
トラブルも防ぎやすくなります。
店長:下田 開
店舗名の由来「日常生活の困ったをオタスケするお店→おたすけマン」お困りごとに真摯に対応することが当店の信条です!
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