大和高田市の奈良ホームリペアサービスのブログ
2025年1月15日
みなさんこんにちは、こんばんは♪奈良県大和高田市で工務店を経営しております。奈良ホームリペアサービスの小野です!
最近、床鳴り補修のご依頼がとても多いのですが、他業種と違い工務店では現場調査→見積り→お客様承認→施工のパターンなのです。
単純に『これが悪いから直してくれ。』
『あいよ〜』とは行きません。
様々な種類の工事と様々な様式の建築物を直しています。
つまり、様々な大工が建てた建物の中身や工法を写真や想像だけで、一定の金額で請負う事にかなりのリスクが存在するのです。
なのでやはり無料のお見積りに伺う事が多くなります。
中には今回の住吉区のお宅のようにキャンセルとなってしまう現場がとても多いです。
今回のご依頼は『床がギシギシ言うので直して欲しい』とお写真付きで頂きました。
最近のお宅は和室を除くとフローリングが98%くらいでしょうか。
フローリングの床鳴りという物はかなり厄介な部類に入りまして『綺麗にめくって綺麗に戻す』事が不可能に近いんですね。
フローリングリペアの専門家であれば可能だと思うのですが、とてもお高いですしフローリングリペアの方は構造物までは触れません。
私たち大工がフローリングの床鳴りを直すなら、フローリングをめくって下地を直し、同じ厚みの板を戻してその部屋全体の床に新しい仕上げ材を貼ります。
例えば、内装タイル。クッションフロア。タイルカーペットなどでしょうか。
今回のキャンセル原因になにがあったか?なのですが、もともとの工法に原因があります。
一般的な在来工法は大引き、根太(300mmピッチ)、フローリングが基本ですが、
今回の床は大引き、根太(900mmピッチ)厚板24〜30mm程度、フローリング。との工法でした。
厚みのある板は下地にビスが効いているか判断しづらいものとなっていますので、一本スカするとその列ぜーんぶ【スカ】となります。
※【スカ】とは?ビスが下地を捉えていないのに、板厚がある為効いているような錯覚を起こす。
建築当初は良いんです。
厚みもあり自重もありますからなにも問題ない。
何年か。10年15年と経過するとやはりたわみが生まれてビスが効いていない箇所は下地と厚板が離れて床鳴りがします。
こうなるとフローリングを剥がして厚板の締め付け直しとなるんです。
そうなれば安くても30万から40万はかかります。
お客様にはかなり大規模な工事になるとお伝えして、キャンセルを促しました。
無理に工事を取る事も可能かなとは思いますが、私がお知らせした事がお客様にとっては無茶苦茶ショックな事だったので、これ以上は。。
となります。いつもですけど(笑)
つまり、設計段階から50年100年持つものではない。と言う事なんですね。
という事で!今回は
厚板にはご用心(^人^)
キャンセルされたお客様からは『無理な営業をされない姿勢に好感が持てました。』
『また機会がありましたらよろしくお願いします。』とお返事頂きました!
正直なところこの日に2件のキャンセルがあり、落ち込んでいました(笑)なのでとっても嬉しかったですよ〜(^人^)
店長:小野 稔
登録月に15件問い合わせ有り!あなたに会いたいです!あなたと話したい。その為の技術です。最大級の笑顔でお迎えいたします。
<近畿>
大阪府
奈良県