丸亀市のウィズイングプラスのブログ
2025年3月27日
今日は、あるお客様のお宅へ見積もりに伺いました。
ご依頼は「部屋の一角だけをかたづけてほしい」とのこと。
限られたスペース、限られた時間の中で、何が必要で、何がいらないのか――
そんな話をしていくうちに、私は大切なことに気づきました。
その一角にあったのは、今は施設で寝たきりになっている奥様が使っていた品々でした。
タンスの中、棚の上、日常が静かに息づいているその空間。
お客様は「必要なものはもう確認したから、全部お願い」と静かに話されました。
そしてふと、笑いながらこんなことも。
「このコーチのカバンも処分してくれよ。高かったけど、もういらないからさ」
笑顔の裏にある決意に、私はただうなずきました。
“もう帰ってくることのない人”の物を手放すということ。
それは、どんな言葉よりも重たい選択だったのだと思います。
お客様が今回の片づけを決意された理由は、
「高校に合格した孫がこの部屋から通うため」でした。
過去の思い出に区切りをつけて、新しい暮らしを迎えるための準備。
かたづけは、まさに“未来への架け橋”だったのです。
見積もりはその日のうちにご確認いただき、数時間後には作業日も決定。
お客様の「今、動きたい」という思いを受け取り、
私もすぐに動けたことが何より嬉しかったです。
この仕事の醍醐味は、ただ物を整理することではありません。
お客様が“前を向く瞬間”に立ち会い、
「こんな未来が待っているんだ」と可能性を感じてもらうことだと、改めて実感しました。
かたづけには、人の人生が詰まっています。
そしてその人生には、希望の種が眠っています。
私たちはそれをそっと掘り起こし、そっと照らすお手伝いをしているのかもしれません。
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店長:久保田 大介
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