丸亀市のウィズイングプラスのブログ
2025年5月19日
今日は、どうしても書き残しておきたい出来事があった。
毎日、お弁当を届けていたお客様が、来週から入院されることになったと聞いた。
そして、明日がその方に届ける最後のお弁当になる。
正直、胸がぎゅっとなった。
お弁当を渡すときの、あの穏やかな声や、笑顔がふと浮かんできて、なんだか寂しくなった。
思い返せば、先日お伺いしたときのこと。
生前整理の最中にふとお弁当の話になって、
「この前、豚カツを2切れだけしか食べられたかった。もう、それでお腹いっぱい」
と、ぽつりとおっしゃった。
あのときは、何て返していいか迷ったけど、その言葉がずっと心に残っている。
それからもう一つ。
「レタスが食べたい」と言われたことがあった。
あれも、本当にさりげない一言だったけど、なんだか気になっている。
レタスひとつにも、その人の“今”の想いが込められていた気がしてならない。
明日、その方に届ける最後のお弁当。
ほんの少しだけど、レタスを添えるつもりだ。
それと、小さな手紙も添えて。
感謝と祈りを込めて。
私は料理人でも医者でもないけど、
お弁当を通して誰かの心にそっと触れられることがある。
そう信じて、これまでやってきた。
明日のお弁当が、どうかお客様の心に、
小さな光のように残ってくれますように。
店長:久保田 大介
あなたの心に寄り添うサービスに努めます!真摯に一生懸命です!
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