藤枝市の株式会社catalyst【カタリスト】のブログ
2025年11月3日
秋も深まり、朝晩の冷え込みを感じる季節になってきました。
この時期になると、(株)catalystにも増えてくるのが――
**「お湯が出ない」「リモコンにエラーが出ている」「エコキュートが動かない」**といった、エコキュート(EQ)関連の故障・トラブルに関するご相談です。
寒い時期ほどお湯の使用量が増え、機器にかかる負担も大きくなるため、冬前~初冬にかけては故障が集中します。
この記事では、**「冬に多いエコキュートのトラブル」と「壊れる前にできる予防策」**を、藤枝市の施工事例を交えながらわかりやすくご紹介します。
🔧 エコキュート(EQ)とは?
エコキュートは、電気でお湯をつくる給湯システムです。
大気中の熱をヒートポンプ(空気中の熱を取り込む装置)で集め、少ない電力で効率的にお湯を沸かすのが特徴です。
省エネ性が高く、環境にも優しいため、近年では多くのご家庭で採用されています。
ただし、その仕組み上「外気温」や「湿度」「経年劣化」などの影響を受けやすく、冬場の低温や霜、凍結によってトラブルが起こりやすくなります。
❄️ 冬に多いエコキュートの故障・トラブル
① お湯が出ない/水しか出ない
最も多いお問い合わせがこちらです。
主な原因は、
外気温の低下による配管の凍結
ヒートポンプユニット(室外機部分)の霜付き・故障
貯湯タンクのセンサー不良やリレーの劣化
特に、夜間の電力料金が安い時間帯に沸き上げを行う深夜電力契約の場合、真夜中に外気温が0℃前後まで下がるため、凍結や霜付きが発生しやすくなります。
② リモコンにエラー表示(例:H●●、C●● など)
リモコンにエラーコードが出たまま動かないという相談も多いです。
これらのエラーにはそれぞれ原因があり、
H●●系:ヒートポンプ系統(圧縮機、送風ファンなど)の異常
C●●系:通信エラー、センサー系統の異常
E●●系:安全装置や漏電系統の異常
などが一般的です。
ご自身でのリセット操作も可能な場合がありますが、何度も再起動すると内部部品を損傷する恐れもあるため、必ず専門業者にご相談ください。
③ 貯湯タンクの温度が上がらない
「設定温度にしてもぬるい」「お風呂が最後まで沸かない」といった症状も冬場に多く見られます。
寒さで熱交換効率が落ちたり、ヒートポンプの冷媒(R410AやR32など)が劣化していたりする可能性があります。
この場合、冷媒ガスの補充・圧力チェックが必要です。
④ 配管から水漏れしている
長年使っていると、配管の継ぎ目やパッキン部分が劣化して水漏れが起こることがあります。
冬場は金属部が冷えて収縮し、結露・漏れを引き起こすケースも。
見つけた場合は早めに修理を行いましょう。放置すると漏電リスクや基板故障につながります。
🧊 凍結防止・予防メンテナンスのポイント
冬のトラブルを防ぐには、凍結対策と定期メンテナンスが欠かせません。
🔹 凍結対策
配管の保温材(断熱材)をチェック
古くなってボロボロになっている場合は交換が必要です。
市販の保温チューブを巻き直すだけでも効果があります。
夜間に少しお湯を流す
凍結しやすい寒い夜は、細く水を出しておくと配管内の水が動き続け、凍結を防げます。
ヒートポンプ周辺を塞がない
室外機(ヒートポンプ)の吹出口を植木鉢や物置で塞ぐと、吸気が妨げられ効率が落ちます。風通しを良くしておきましょう。
🔹 定期メンテナンス
年に一度は「貯湯タンクの排水・清掃」
「リモコンの点検」「基板の防湿確認」
「漏電ブレーカー・アース配線」のチェック
これらを行うことで、寿命を大幅に延ばせます。
(株)catalystでは、点検から修理・交換まで一貫して対応しています。
🧰 修理・交換の目安
一般的にエコキュートの寿命は10~15年ほど。
10年を超えると、
ヒートポンプのコンプレッサー
貯湯タンク内のヒーター
電子基板・リレー
など、主要部品の劣化が進みます。
メーカーの部品保有期限も10年程度のため、10年を超えたら「修理」より「交換」を視野に入れるのがおすすめです。
。
💬 こんな症状は早めのご相談を!
エラーが出たり消えたりする
お湯の温度が安定しない
夜間に異音(ブーン・カタカタ)がする
室外機から白い煙が出る
貯湯タンク周りがぬれている
これらは「軽い不具合」のように見えても、放置するとヒートポンプや基板の重大故障につながる可能性があります。
気になる症状が出た時点で、早めにプロの点検をおすすめします。
店長:天野 佑介
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