練馬区のEOS PHOTOGRAPHYのブログ
2021年11月21日
今年はお陰様で本業の結婚式が回復しつつあるので、昨年よりは七五三の撮影依頼をお断りするケースが増えてしまい、心苦しい限りであります。
私は若い頃は明治神宮のオフィシャルカメラマンをしていたこともありまして、その頃教わったのが【神様にカメラを向けてはいけない!】ということ。本殿の真ん前に立って、本殿の真ん前にお客様を立たせて撮るのにはかなり抵抗があります。ですから本殿を背景にしたい時にはちょっと斜めから撮影するようにしています。
最近はこの業界(出張撮影)も様々業界のカメラマンが参入していて、撮影料金も8000円から2万円代とピンキリですが、カメラマンから見て【このカメラマン出来るな!】と思うのが、被写体に近づき過ぎずに撮影しているカメラマンを見たときです。広角レンズで背景を広々とドカンと入れたい時には、思い切り近づきますが、それ以外は遠くからそおっと、自然な雰囲気で撮るのが私の定番です。
デニムにキャップにタメ口で撮影している同業者を見るとちょっと、、、と感じてしまいます。
外資系ホテルでVIPを相手に仕事をしていると、礼儀正しくかつ和やかな振る舞いが必要とされ、幼稚園や小学校で撮影する時には、子ども目線で精神年齢を被写体に近づけます。ですから、七五三の子どもたちには幼稚園の先生みたいな口調で、保護者の方には結婚式の新郎新婦に接するような口調と、まるで多重人格の様に見えるのかもしれませんが、私の仕事のひとつは撮られることを楽しんでもらうこと。
知らないおじさんに撮られた写真だけが残るのではなく、【あそこの神社で変なおじさんがやってきて、いろいろなポーズをしながら楽しく撮影したな!】
という思い出も一緒に残してあげたいと思います。
店長:梅津 創
平日は写真撮影の講師、学校写真、企業撮影。週末はブライダルやスポーツの撮影をしています。ありがとうが最高の誉め言葉です。
<関東>
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県