練馬区のEOS PHOTOGRAPHYのブログ
2021年3月30日
宿河原での撮影を終えたら本日三件目の撮影現場に向かうのですが
とりあえずお客様に電話を入れたところが
「公園の売店で雨宿りをしながらお待ちしております♪」
とのこと。
前日の打ち合わせメールでは雨が降らない確率99.5%オトコと明言したので責任重大
「もしも雨宿りに子どもたちが飽きてしまったらいつでもお帰り頂いて大丈夫です
よ!」
とお伝えした後に
カメラバッグをビニール袋に包んで肩から下げて
フォルツアのエンジンをかけます。
目指すは砧公園!
スエード調のマスクは水を含み呼吸困難状態で
呼吸が出来ないマスクから出た吐息はメガネとヘルメットのシールドを曇らせ
前が見えない状態でバイクを運転するのは危険と判断
マスクとメガネを外してシールドを上げてバイクに乗ると
時速60キロで雨粒が顔に突き刺さります。
これはかなり痛いけれど・・・
お肌の水分補給にはバッチリなはずと妙な納得をして我慢して走ること30分で砧公園に到着。
バイクのシートの下から大き目のビニール袋と新品のハンドタオルを取り出して
お客様の待つ公園内の売店に向います。
土砂降りの砧公園の中を歩いているのは私一人ですが
だれもいない公園を一人歩くのも悪くない。
充分な水分を得た木々は葉っぱが力強さを増し
桜の花びらも輝きを増していて
いつもより輝いているようにすら見えました。
そして目的地の売店に近づくと窓辺で誰かが元気に手を振っています。
お客様は雨の中を待っていてくれたようです。
前日には下見をしてやる気満々だったので
何としても砧公園の桜の下で撮りたかったのに・・・
と思ったら
あれ、雨が上がってきた?
これにはお客様もビックリ
私の到着と同時に雨が上がったので
「いつもこんなことあるんですか?」
とかなり驚いていました。
私がカメラを持って撮影に臨んだのに
雨で撮れなかったのは東中野の日本閣の庭園スナップと
ホテルスプリングス幕張の2回だけ!
雨の確率は1000分の2なので
降水確率80%でも台風が接近していても雨が降ることのないのが唯一の自慢です。
と詳しい説明は事前にしていなかったのでお客様が驚くのも無理はありませんが
そんなこんなで貸し切り状態の砧公園での撮影が始まりました。
三組目のお客様は幼稚園入園記念の撮影となります。
まもなく4歳お兄ちゃんはカメラ慣れしているので
阿吽の呼吸で撮影スタート
元気でノリのいいご家族に支えられて
あんな場所やこんな場所で撮りまくり。
砧公園は某幼稚園の専属カメラマン時代には何度も来ているのですが
とにかく人で溢れかえっている印象しかなかったので
こんな静かな砧公園は見たことない!
というかもう一生見られないかもしれません。
まさにプライスレスで
雨の中を一時間お待ちいただいた甲斐があったというものです。
ちょっとお待たせしてしまったので
あんな場所やこんな場所でのんびり撮影できました。
子どもたちへの目線グッズはおっとっとの小袋を用意しましたが
またも強敵の次男君は一歳児!
こっちを向いてと言っても興味のある方へしか向いてくれないので
「向くまで待とう作戦」でひたすらシャッターを切りますが
そんな彼も一人になって走りだすと表情が豊かになるので
集合写真よりもおひとり様写真でいい表情を撮らせてもらいました。
カメラを取り出してからは雨が降ることもなく
人気のない砧公園を独占できたので貴重な体験でした。
空は曇り空でしたが満面の笑みを沢山いただきながら撮影したので
ココロは晴れ晴れしていました。
雨を止めてくれた神様に感謝です。
と今回感じたのは1時間という制限のある中で撮影するのは無理!
中学生ならまだしも小さなお子さんの集中力は15分が限界です。
撮影をしては休憩、そして撮影を繰り返して
飽きないように楽しみながらゆっくり撮影をするのが私のスタイル。
フレンチのコース料理だって最低でも二時間かけて楽しむわけで
のんびりコミュニケーションを撮りながら撮影しないと
本当のキャラクターを引き出すのは難しいと思いました。
一時間で撮れないこともないけれど
撮り手としては余裕のない中での撮影となるので
後から反省する事山のごとく。
次からの撮影に活かしたいと思いました。
今回は午前中だけで三組のお客様を撮影するというかなりタイトなスケジュールでしたが
三組とも不公平のないようにテンションを高めに維持し
時間に余裕を持った行動をできたのは救いでした。
くらしのマーケットの撮影は個人で請けるよりも割安にはなりますが
素敵な家族との新しい出会いの場を作ってくれるので感謝せねば。
店長:梅津 創
平日は写真撮影の講師、学校写真、企業撮影。週末はブライダルやスポーツの撮影をしています。ありがとうが最高の誉め言葉です。
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