堺市西区の有限会社小島瓦店のブログ
2026年3月10日
現在、大相撲は大阪のエディオンアリーナ大阪で「大阪場所」が開催されており、連日熱戦が繰り広げられていますね。毎日の楽しみの一つです(^^)
相撲中継を見ていると、土俵の上に屋根のようなものが設けられているのに気付いた方もいるのではないでしょうか。
この屋根は「屋形(やかた)」または「つり屋根」と呼ばれ、力士たちが戦う土俵を上から見守るように設置されています。
その形は、伊勢神宮の建築様式である「神明造(しんめいづくり)」をモデルにしています。神社の建物を思わせる形をしているのは、相撲が古くから神事として行われてきたことと深く関係しています。
実は昔の相撲は屋外で行われることも多く、土俵の上には本物の屋根が建てられていました。現在のような装飾ではなく、実際の建物としての屋根が存在していたのです。
現在の両国国技館では、天井からワイヤーで吊るされた「つり屋根」となっており、その重さは約6.25トン。内部には照明も組み込まれています。
さらによく見ると、屋形の四隅には色の違う房(ふさ)が下がっています。これは東西南北を守る神様「四神」を表しており、東は青龍、西は白虎、南は朱雀、北は玄武とされています。土俵を神聖な場所として守る意味が込められているのです。
相撲の屋形は伊勢神宮の「神明造」をモデルにしていますが、神明造の屋根は本来、茅葺きや板葺きでつくられており、瓦は使われていません。これは瓦が日本に広く使われる以前の建築様式を今も大切に守っているためです。
瓦は6世紀ごろ、仏教とともに中国や朝鮮半島から日本に伝わりました。当初は寺院など限られた建物に使われていましたが、江戸時代になると火事対策などの理由から一般の建物にも広く使われるようになりました。
このように日本の建築では、神社の茅葺き屋根や寺院の瓦屋根など、それぞれの歴史や文化に合わせたさまざまな屋根の形が受け継がれてきました。
普段何気なく見ている相撲中継ですが、土俵の上の屋根に少し注目してみると、日本の建築文化や瓦屋根の歴史とのつながりを感じることができるかもしれません。
普段あまり意識することのない「屋根」ですが、日本の文化や歴史と深くつながっています。
これからも屋根や瓦の面白さをお伝えしていきたいと思います。
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屋根や瓦のことで気になることやお困りごとがありましたら、お気軽に小島瓦店までご相談ください。
店長:小島 敏嗣
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