堺市西区の有限会社小島瓦店のブログ
2025年11月11日
秋の空は高く澄んでいて、ふと屋根を見上げる季節ですね。
金木犀の香りが漂う頃、瓦屋根の家並みが夕日に照らされて輝いて見える瞬間があります。
今日はそんな「瓦と秋」にまつわる、ちょっとしたよもやま話を・・・
日本で瓦が使われ始めたのは約1400年前。
飛鳥時代に仏教とともに伝わり、最初はお寺の屋根にだけ使われていました。
当時の瓦づくりは、秋が最も忙しい季節だったそうです。
というのも、夏に掘り出した土を寝かせ、秋の乾いた風と日差しでちょうどよく乾燥させて成形できたから。
まさに、瓦づくりの季節が“秋”だったんですね。
秋の山々が赤や黄に染まる頃、瓦の“いぶし銀”も太陽の角度で表情を変えます。
午後のやわらかい光が当たると、瓦の一枚一枚が黄金色に輝くように見える。
そんな瞬間を、昔の職人たちは「瓦が生きる」と言ったとか
季節ごとに違う表情を見せてくれる瓦。
中でも秋は、空も光も音も、すべてが瓦を美しく見せてくれる季節です。
忙しい毎日の中でも、ちょっと空を見上げて、
屋根の上の秋を感じてみてはいかがでしょうか。
屋根の傷みやズレが気になる季節でもあります。
もし屋根のことで気になることがあれば
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小さなご相談でもお気軽にどうぞ。
店長:小島 敏嗣
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