堺市西区の有限会社小島瓦店のブログ
2025年12月16日
今年も中之島公会堂のプロジェクトマッピングがはじまりましたね。 ライトアップされた建物はとてもきれいで、思わず見入ってしまいました。
プロジェクトマッピングは日が暮れてからですが
陽のある時間に
中之島公会堂を正面から見上げたことはありますか?
実はあの屋根の上には、西洋神話をモチーフにした
**神像(寓意像)**が立っています。
【商業と発展を象徴する神像】
屋根の上に配置されているのは、
ギリシャ神話の**ヘルメス(ローマ名:マーキュリー)**をはじめとする像で、
・商業
・交通
・情報
・都市の発展
といった意味を象徴しています。 信仰の対象というより、
**「大阪の繁栄を願うシンボル」**として置かれているものです。
★なぜ屋根の上に?
中之島公会堂は1918年(大正7年)完成の建物。 当時のヨーロッパ建築にならい、
大切な意味を持つ像は、街を見渡す高い場所へ
という考え方から、屋根の上に神像が据えられました。 大阪の街を見守る存在、というわけですね。
★屋根と像を支える“縁の下の力持ち”
こうした重厚な像や装飾を安全に支えているのが、 屋根の構造や素材の確かさです。 長い年月、雨や風に耐え続けてきたからこそ、 今も美しい姿を見ることができます。
【屋根は、街の歴史を守る場所】
普段はなかなか意識しませんが、 屋根の上にはその建物の「想い」や「時代背景」が詰まっています。 中之島公会堂の神像も、 大阪が歩んできた近代化の歴史を、 今も静かに見守っているのかもしれません。
瓦屋根も、定期的に点検や補修を行うことで、
建物を何十年と支え続けてくれます。
屋根や瓦のことで気になることがあれば、 堺で60年以上、地域に寄り添ってきた小島瓦店まで、 どうぞお気軽にご相談ください。
店長:小島 敏嗣
屋根の事ならおまかせ!!
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