金沢市の青山建装のブログ
2023年12月21日
前回の続きで棟修繕工事のお写真になります。
構造用合板や野地板等が屋根に伏せられその上にルーフィングという防水シート、その上に平瓦が下から葺きそれぞれ競り上がって結合した頂点部分に棟を作ります。
20年前以前の棟は胸の下にルーフィングが入っていない事が多く棟が崩れてしまうと、ダイレクトに屋根下地が出てきてしまい、放っておくと雨漏りの原因になってしまいます。
またズレた瓦を放置しておくと、そこからスズメ等が入り巣を作り始め棟瓦が余計に傷みます。
築年数が経ったお家の棟瓦は土葺きといって、土台を土や藁を練ったもので作ります。年数が経過していくとこの土がボロボロになって漏れ出し接着がなくなり瓦が抜け落ちたり瓦を結んでいる銅線が切れて落ちてしまいます。
今現在は屋根用のセメントを使い施工していきます。
耐久性に優れ撥水効果あるので現在はこちらが主流になってます。
完了後手直しと掃除中のお写真になりますが漆喰も新しくなり、熨斗瓦の緊結も銅線からステンレス線に変更した事で強度も増すように施工しました。
定期的に点検にお伺いし屋根の保全をさせて頂くことになりました。
店長:近藤洋平
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