越谷市のしろまるジャパンのブログ
2025年8月28日
こんにちは!
くらしのマーケットで、ドラム式洗濯機の分解洗浄を行っている「しろまるジャパン」店長のコミです。
「せっかく奮発して買ったドラム式洗濯機なのに、乾燥が終わったあとの衣類から下水みたいなニオイがする…」
ここ最近、こうした相談が本当に増えています。
私は埼玉・越谷でドラム式洗濯機の分解クリーニングを行っている しろまるジャパンの巨海(コミ) と申します。実際に現場で点検をしてみると、特に日立の BD-SX120シリーズ を使っている方からのご相談が目立つのです。
あるお客様はこうおっしゃいました。
「使い始めてしばらくしてから、家族に“なんか生乾き臭がする”って言われてショックでした…」
実はこの「臭い問題」、機械が壊れているわけではありません。構造的な仕組みと環境が重なった結果、発生しているケースがほとんどなのです。
BD-SX120H / HL / HR(2022年モデル)の場合
私が点検に伺ったお宅では、乾燥が終わった直後に洗濯機の扉を開けた瞬間、ツンとした下水の臭いが広がりました。原因をたどると、排水口の“水のフタ”がすっかり蒸発していて、下水管とつながった口が開いたままの状態。そこから雑菌や下水の臭気が逆流していたのです。
対策はシンプルで、まずは排水口を掃除してコップ2〜3杯の水を注ぎ、封水を復活させること。それでも繰り返す場合は、防臭キャップや後付けのトラップを取り付けて臭いの通り道を物理的に塞ぎます。さらに、排水ホースが正しい位置・角度で差し込まれているかどうかも確認が必要です。
BD-SX120J / JL(2023年〜モデル)の場合
最新型のヒートポンプ式は「水を使わないから臭いとは無縁」と思われがちですが、実際には別の落とし穴があります。乾燥時に吸い込む空気のなかに、排水口から上がってきた臭気が混ざってしまうのです。その空気ごと衣類に触れることで、イヤな臭いが残ってしまいます。
この場合は、排水口に溜まったヌメリや糸くずが原因であることが多く、月に一度の掃除で改善することがほとんどです。さらに、定期的に水を足して“水のフタ”を切らさないことがポイント。防臭トラップを追加すれば、より確実に臭気の逆流を防げます。
旧BD系(切替式モデル)の場合
少し前の機種では「空冷除湿」と「水冷除湿」を切り替えられるモデルがあり、空冷モードで使うと臭いが出やすい傾向があります。実際に現場で確認すると、空冷時に排水口に湿気が吹き込んでしまい、封水が飛んで臭気が戻ってきているケースが多いです。
この場合の一番簡単な対策は、水冷除湿に切り替えて乾燥させること。加えて排水口の掃除と水の補充で、ほとんどの臭いは改善できます。
臭いをなくす3つのステップ
どの機種でも共通して言えるのは、
排水口をきちんと掃除すること
封水(水のフタ)を切らさないこと
必要に応じて防臭トラップで物理的にブロックすること
この3つを守れば「乾燥後の下水臭」はグッと減ります。
まとめ
乾燥後に漂うイヤな臭いは、ほとんどの場合「洗濯機の故障」ではありません。排水口の環境や構造に問題があるだけで、正しく対処すれば必ず改善できます。
「臭いが気になって洗濯が憂うつ…」という毎日から、一日でも早く解放されてほしいと思います。
もし「自分でやっても解決できない」「すぐにでも改善したい」という方は、私たち しろまるジャパン にご相談ください。越谷を拠点に、埼玉・東京・千葉エリアまで出張し、分解洗浄や排水トラップの診断を行っています。
ブログを見たとお伝えいただければ、症状や機種に合わせた最適な手順をご案内いたします。
店長:巨海真一朗
地域密着片付け、片付け買取のお店、ドラム式洗濯機分解洗浄、エアコンクリーニングのお店
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