越谷市のしろまるジャパンのブログ
2026年1月11日
こんにちは!
くらしのマーケットで、ドラム式洗濯機の分解洗浄を行っている「しろまるジャパン」店長のコミです。
「最近、洗濯機の乾燥にやたら時間がかかるようになった」
「終了音が鳴ったのに、取り出したらまだ湿っている…」
毎日使うドラム式洗濯機で、こんな違和感を感じていませんか?
実は、ドラム式洗濯機の乾燥トラブルは、大きく分けると次の2パターンに集約されます。
① 風の通り道が汚れで塞がっている
② そもそも熱が作られていない(故障)
この記事では、修理・メンテナンスの現場で見てきたプロの視点から、乾燥不良が起きる仕組みと原因をわかりやすく解説します。
ヒートポンプって何をしている部品?
ヒートポンプを簡単に言うと、エアコンと同じ仕組みで熱を運ぶ装置です。
昔のヒーター式乾燥は、ドライヤーのように電気で直接熱を作るため、高温になりやすく電気代もかかりました。
一方、ヒートポンプ式は、空気中の熱を集めて移動させる方式。
少ない電力で効率よく温風を作れるため、
・電気代が比較的安い
・衣類を傷めにくい(約60℃前後の温風)
というメリットがあります。
洗濯機内部では、除湿機のように湿気を取りながら、温かい風を循環させ続ける役割を担っています。
① 乾燥時間が長くなる一番多い原因
最も多い原因は、ヒートポンプ内部の汚れです。
ヒートポンプ式乾燥は、「熱交換器(フィン)」と呼ばれる金属板の集合体に空気を通すことで、除湿と加熱を行います。
長年使用すると、ここにホコリや洗剤カスが蓄積し、ヘドロ状になります。
汚れが溜まるとどうなるかというと、
・風量が低下する(マスクをしたまま走っているような状態)
・風が衣類まで届かない
・内部温度だけが上がり、センサーが危険と判断
・結果としてパワーが制限・停止される
その結果、乾燥が進まず、洗濯機が延々と時間を延長する状態になります。
② 掃除しても直らない「風は出るのに乾かない」ケース
分解洗浄をした、または手の届く範囲は徹底的に掃除した。
それでも乾かない場合、疑うべきはヒートポンプ自体の故障です。
これは、エアコンでいう「ガス抜け」と同じ状態。
・風は勢いよく出る
・でも、まったく温かくならない
この場合、清掃では改善せず、ヒートポンプユニットの交換修理が必要になります。
③ 要注意:「時間は短くなったのに、生乾き」で終わる理由
ここが特に誤解されやすいポイントです。
「掃除後、乾燥時間は表示通りで終わるようになった」
「でも、衣類は全然乾いていない」
一見、直ったように見えますが、実はこれ、洗濯機の判断ミスが起きている可能性があります。
洗濯機は、
・温風が入る温度
・衣類を通過した後の温度
この差で「乾いたかどうか」を判断しています。
しかし、ヒートポンプが故障して熱が出ていない場合、
・風通しは良い
・でも風が常温
・入口と出口の温度差がほぼない
この状態を、機種によっては
「衣類が少ない」「すでに乾いている」
あるいは安全制御で「強制終了」
と誤判定してしまうことがあります。
これが、時間だけ短くなり、生乾きで終わる正体です。
まとめ|乾燥不良の正しい対処順
乾燥機能に異変を感じたら、次の順番で考えるのが最も無駄がありません。
Step1:ヒートポンプの分解清掃
まずは「汚れ」を疑いましょう。
実際、多くの乾燥トラブルは内部の汚れが原因で、清掃だけで劇的に改善します。
Step2:ヒートポンプの交換修理
清掃しても改善しない、またはすぐ再発する場合は、部品の寿命や故障が原因です。
この段階で初めて、修理や部品交換を検討してください。
「いきなり高額修理」ではなく、
清掃 → それでもダメなら修理
これが、乾燥トラブルを解決する一番賢いルートです。
店長:巨海真一朗
片付け買取のお店、ドラム式・縦型洗濯機分解洗浄、エアコンクリーニングのお店
<関東>
埼玉県
千葉県
東京都