川越市の長尾アートガーデンのブログ
2022年6月17日
自然再生士と言う資格があります。
人工的に植えられた杉林は実は土砂崩れの引き金になっております。
本来、山には様々な種類の樹木が生息しています。
落葉樹は毎年大量に葉っぱを落としますが、葉っぱは微生物により分解され保水力のある黒土に変わります。
杉は葉の量が少なく、また、葉が分解されにくく、山に黒土の層が出来ません。
また、樹種により根の深さが違います。根は水分を吸い上げたり、また、枯れた樹木の根は水脈となります。さまざまな種類の樹木がある事により根の深さに変化が生まれ、地中には水の流れができて保水力が生まれます。
これが、杉一種類になりますと、土壌の保水力が著しく低下します。土壌を見ればその差は明らかです。
保水力のない土壌は、雨水を吸収出来ず地表を流れ場所によっては土砂崩れの原因に成ります。また、土壌はドンドンと痩せていってしまいます。
この日は杉の間引き伐採をしました。杉は長生きなので、伐採しないと何百年も生き続けます。杉を伐採し、森に光を入れて広葉樹を育てます。
国政策で植えた杉達です。
まさか後年、自然再生なる資格が設立させるとは夢にも思っていなかったと思います。
店長:長尾 崇史
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