名古屋市西区のでじたるやのブログ
2024年5月5日
普通の人ではあまり見ることがないノートパソコンの中身をご紹介いたします。
写真はNECのノートパソコンの分解写真になります。
①SSD:OSやデータが格納されている箇所になります。 ここの部分が故障した場合はパソコンが起動しなくなり、データの取り出しも不可能になってしまいます。 大切なデータは故障した場合を考えてSSD以外にも外部への保存(USBメモリなど)することをお勧めします。
②ボタン電池:メインボード(右側の大きな基盤)の設定情報や時計をバックアップするために使われています。ここの部分が電池切れを起こすと、電源を入れた直後にエラーが出たり、パソコンの時計が狂ったりします。ボタン電池は6年ほど持ちますので、交換することはそうそう無いです。
③Wi-Fi子機:モニター上部の内部にアンテナが入っており、それがWi-Fi子機につながっています。無線で受けたインターネット情報をメインボードに送るための機械になります。
④CPUFAN:CPUから発せられる熱を銅で作られた熱パイプでFANに送り、外に熱を排出します。
⑤CPU:パソコンの頭脳と言われているところです。今のノートパソコンはメインボードとCPUが一体となっているので、メインボードが故障しますと、CPUごと交換しないといけなくなるため、高額な修理費になってしまいます。
⑥メモリ:CPUで処理したデータを一時保管する場所になります。メモリの部分が少ないと速度低下が発生し、多いと速度があがります。ここの部分が故障しますと、ブルーバックエラーが発生しやすくなったり、間違った処理をOSに書き込むので、OSに不具合が発生することがあります。
修理の際は状況を聞きながら各部品の役割と故障した場合の挙動を元に原因を消去法で探していきます。
そして交換できる部品は交換を行い直していきます。
慣れていない方はむやみに開けないようにしてプロにおまかせください。
店長:小見 泰弘
【パソコン修理歴15年以上】 パソコン・スマホなどデジタルに弱い方に寄り添ったサービスを提供いたします
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