津島市のタナカメンテナンスサービスのブログ
2020年3月25日
本日は、身近にある気を付けないといけないお話しをいたします。
「カビ」に効くものは、塩素系洗剤ですよね。
よく成分表を見ますと次亜塩素酸塩と書いてあります。
あれはアルカリ性を保っておりますが、酸性Ph5以下になると強烈に反応し、有毒な塩素ガスを発生します。
そう「混ぜるな!危険」です!
よく、柑橘系でミカンの皮や酢で掃除なんて聞きますが、これも酸性なので注意してください!
絶対に混ぜてはいけません!
と、ここまでは皆さまご存知だと思いますが、「塩素系洗剤で火事?」という、なんとまあニッチな話しになります。
ここから本題に入りたいと思います。
尚、ややこしい化学的なことは無しにして平たく、大雑把にお話ししたいと思います。
塩素系洗剤は、水溶液として…つまり水に溶かしてPhをアルカリよりにして保存されています。
それが一定の条件を満たしてきますと不安定になり、発火する恐れのあること認識してください!
☆一定の条件とは…
・乾燥した状態であること
・温度が40℃以上
・太陽光が当たる
以前、ニュースで次亜塩素ナトリウムの補充作業を行っていた作業員が、不注意で作業服に液体をかけてしまい、その後、よく洗わないで一日干して着用した所、少し歩いて摩擦によって発火、重傷という事件がありました。
また、太陽光によって乾燥、塩素酸ナトリウムに変化し、発火したという報告も上がっております。
こういった事は、ほんとレアなケースだと思うかもしれませんが、身近にも潜んでいるのです。
それは!エアコンの掃除にも!
エアコンにカビが付着しているからといってアルミフィンにシュッシュッと掛けるのはNG!です。
実際、これによる発火事故も発生しています。
カビが付いているからといって、カビ取り剤を塗布し、十分な濯ぎを行わず残留し、事故に繋がったというケースです。
特にアルミはアルカリと激しく反応します。
温度も冬場は乾燥して、熱交換器は高温になります。
それは大変危険な状態であるという事です!
塩素酸ナトリウムは、火薬の原料ですから、自宅のエアコンの内部に火薬がついている状態で運転していることになります。
ちょっとした火花で引火も考えられます。
エアコンの洗浄をする時は確りとした知識をもって臨んでください。
不安な時は、業者に依頼するのが良いかと思いますが、ここまで知識を持っている方は殆んどいないかと思います。
実際に弊社のように国家資格となるハウスクリーニング技能士の資格をお持ちの業者は限られていますので、ぜひ参考にして見てください。
尚、エアコンクリーニング、ハウスクリーニングのご依頼・お見積り・ご相談はお気軽にタナカメンテナンスサービスまでご連絡ください。
☆私たちグループは、子育て世代からシニア世代まで、女性目線で安全・安心・快適な生活が送れるよう、一生懸命お掃除致します!
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