大阪市西淀川区のDONAIKAのブログ
2024年10月13日
2023年某日、一通の問い合わせが入った。
「弊社工場内に度々侵入してくる害獣をなんとかしたいです。」とのこと。
害獣の正体を突き止めるべく、すぐに現地調査の日程を決めた。
調査当日、現地にはスタッフ3名が向かった。
現地スタッフの方より案内していただき、音がした場所や足跡がみられる場所を見てまわる。
その後現場に残された体毛や、足跡、糞の様子から害獣の正体はおそらく「アライグマ」であると予想された。
正体が分かれば次はどのような打ち手をとるかが重要である。
「忌避」に力を入れるのか、侵入口を徹底して封鎖する「防止」に力を入れるのか、
はたまた「捕獲」してしまうのか…。
ここはお客様が想定している予算感と最終的なゴール地点をどこにするのかで大きく変わる部分ではあるので、
返答は後日いただくことに。
数日後、メールが届いた。
「侵入経路は多すぎるため、今悪さをしている個体を捕獲していただけませんか?」とのこと。
当店は代表をはじめ数人が狩猟免許を所持しているため、捕獲の要望も承ることが可能である。
要請を快諾し、最短日数で行政への正式な「有害鳥獣捕獲申請」をおこなった。
大きな工場ということもあり、手続きに時間はかかったが申請は無事に通った。
施工当日、工場敷地内に箱わなを複数個設置し、一週間おきに餌の交換と点検を行う。
設置翌日、早速一頭のアライグマを捕獲。サイズは小ぶりだが立派な成獣だ。
動物に罪はないがこのままこれを放獣してしまうと法律違反になるため、こちらで殺処分ののち、処分をする。
三日後、さらにアライグマが捕獲されたとの一報があった。
現地へ出向くと次は前回の個体よりも二回りほど大きい個体であった。
こちらも同様に殺処分を行ない、罠を仕掛けなおす。
こんなことを繰り返し、約一ヶ月間の間に
アライグマ三頭、イタチ(オス)二頭が捕獲できた。
被害が完璧に無くなるかどうかは地域の個体数によるためなんとも言えないが、実際に敷地内に入り込み、被害をもたらしていた個体は駆除できた。
この後、侵入経路の閉塞、被害箇所の清掃、消毒、忌避剤の設置などを行ない、作業は完了した。
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この企業様が実際に支払った金額
・侵入経路閉塞(30箇所以上) 150,000円
・清掃作業一式 55,000円
・消毒作業一式 132,000円
・罠設置(6個) 180,000円
・週一回点検(6箇所) 600,000円
・忌避剤設置 220,000円
計1,337,000円
店長:樽見蓮耶
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