川崎市多摩区のパソコン設定・修理工房 QuickFixのブログ
2024年12月3日
ブログタイトル:パソコンが起動しない!? データ救出までの修理事例
こんにちは。QuickFixパソコン修理です。
本日は「ブルースクリーンが表示されパソコンが起動しない」という症状でご依頼いただいたお客様の事例をご紹介します。同じようなトラブルでお困りの方の参考になれば幸いです。
症状の確認
ご依頼のパソコンを確認したところ、起動時にブルースクリーンが表示され、「BAD SYSTEM CONFIG INFO」というエラーメッセージが出ている状態でした。このエラーは、Windowsのシステム設定やレジストリに問題が発生している可能性を示しています。
修復の試み
まず、パソコンをセーフモードで起動し、コマンドプロンプトを使用して修復作業を試みました。以下のようなコマンドを実行しました:
1. sfc /scannow
• システムファイルチェッカーを使用し、破損したシステムファイルがないか確認。
• → 残念ながらエラーを修復できず。
2. chkdsk /f /r
• ハードディスクのエラーを修正するコマンド。
• → ディスクに一部不良セクタが見つかるも、根本的な解決には至らず。
3. bootrec /fixmbr や bootrec /rebuildbcd
• ブートセクターやブート構成データの修復を試みる。
• → 修復できず、エラーが継続。
レジストリの確認と編集
「BAD SYSTEM CONFIG INFO」のエラーが表示されていたため、レジストリの問題が原因と推測し、regeditを使用してレジストリを編集しようとしました。しかし、一部レジストリにアクセスできず、編集操作がエラーとなる状況でした。無理に操作を続けるとさらなる問題を引き起こす可能性が高いため、この方法は中断しました。
バンプ解析の試行
次に、ブルースクリーンの原因を特定するため、ダンプファイル解析を試みました。
• 使用ツール:WinDbg
• しかし、ダンプファイルも正常に生成されていない状態で、解析が困難であったため、こちらも中断せざるを得ませんでした。
データ救出作業
最終的に、パソコン自体の修復は危険と判断し、お客様の大切なデータ救出を優先することにしました。以下の手順で作業を行いました:
1. パソコンのハードディスクを取り外し。
2. 専用ツールを使用してデータを救出。
3. データのバックアップを新しい外付けハードディスクに移行。
結果として、お客様の重要なデータを無事救出することができました。
修理後のアドバイス
今回のようなエラーは、ハードウェアやソフトウェアの故障が複雑に絡み合う場合があり、完全な修復が難しい場合もあります。定期的なバックアップを行うことで、万が一の際にもデータを守ることができます。
同様の症状でお困りの方は、ぜひ当店にご相談ください。データ救出や修理のプロが丁寧に対応いたします!
ご覧いただきありがとうございました。次回もトラブル解決の事例をお届けします!
QuickFix
店長 山本
店長:山本 崇広
パソコンに関するトラブルの出張解決サービス
<関東>
東京都
神奈川県