名古屋市緑区の緑サービスの生活トラブル解決!のブログ
2024年12月20日
排水管洗浄のお話しですが、今回は業者向けになります。
以前から同業他社より排水管洗浄は水量が大事だとよく言われます。
いくらエンジン式でも水量の出る機械以外は役に立たないと指摘されました…
本来洗浄において、水量は洗い流しで作業性が良いという意味です。
水量が多くない洗浄機が何をもって排水管洗浄に意味を持たないのかの根拠がありません。
しかも通常のエンジン洗浄機、一般的な機械が一戸建て排水管洗浄において水量が少なくて能力不足と指摘する理由をちゃんと説明できる人には会った事がありません。
高圧洗浄機が状況によって水量といわれるのは、機械や建物などの屋外の洗浄で泥汚れを洗い流すのに水量が必要だからです。
密閉空間の細い排水管の中では圧力によって洗い流し、配管径に対して適度な圧力があれば汚れを流すことができます。
但し下水道本管のように大口径になれば機械や建物などの屋外の洗浄と同じく、水量が必要となります。
離れた場所から水圧で水を当てて洗浄する場合は距離が遠くなれば水が当たった時の衝撃が弱くなり、距離が遠くなればなるほど水が届きにくくなるので、圧力と水量が必要となるのです。
径の細い排水管を洗浄なら、水圧で汚れを落とせれば水量は最小ですみます。
重力によって重い汚れの塊でも排水管から剥がれ落ちればよいので、水圧さえあればよいのです。
特殊な機械でない限り水圧と水量は比例するので、水圧だけとはいきませんが排水管洗浄は普通の洗浄機でも水量、水圧共に十分な能力があります。
それと機械のカタログデータを見てこの機械は水量がこれだけ出るから優れている!と信じているようですが、このデータは排水管洗浄のホースとノズルを使ったデータではないのです。
一般的な排水管洗浄に使う洗浄ホースとノズルではカタログデータの数値は出ません。
水量と圧力はホースの内径、ノズル孔の数、ノズル口径により決まります。
一戸建てを洗浄するような場合では、ホース内径や材質、ノズルも小さいので圧力、水量ともに限界があるのです。
内径の太いホースと大きなノズルなら水量を出したまま圧力も上げてカタログデータに近い数値は出せますが、一戸建ての細い排水管には細くて柔軟性のあるホースでないと、ホース自体が入っていきません。
そうなると、排水管のカーブにも対応できる大きさのノズルの選定が必然的となります。
結果、カタログ通りの数値は出ません。
圧力と水量は大事ですが、それだけでは洗浄力に直結する訳ではないのです。
洗剤(界面活性剤)を使わない高圧洗浄では洗浄力イコール水圧、水量と考えがちです。
そうなると圧力は高く、水量は多くが洗浄力の絶対条件となりますが、一戸建ての排水管には限界があるのです。
数値上のスペックの高いエンジン式高圧洗浄機を使っても、結局は数値以下で洗浄している事になります。
そこまで洗浄力に拘りを持って高めるのであれば、コストはかかりますが、温水ユニットを使ってお湯で高圧洗浄をした方が格段に良くなります。
私は決して排水管洗浄において水量を否定している訳ではありません、水量は大事だと思います。
ただ、業者によって排水管洗浄の拘りを持って試行錯誤するのは結構な事なのですが、それをマウントを取る為に私に絡んできてほしくないだけです…
店長:敷地 誠
緑サービス 敷地 誠(シキチ マコト)です。困り事や気になる事、気軽にご相談だけでも大丈夫です!
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