大阪市西区のカギと修理のイシデンのブログ
2020年12月27日
ある日の夜、自分のお店で来店されたお客様と話し込んでしまい時計を見ると20時を過ぎていました。そろそろお店を閉めようと思っていたら電話が鳴り「鍵を失くしたので開けてほしい」と依頼があり「どちらにお住まいですか?」と聞くと堺市にお住まいとのことでした。普通の鍵屋さんは大阪市から堺まで車で急行すれば1時間もかからず対応できると思いまうすが、私の場合車が無いため電車での移動になります。そのあたりの説明をすると来てくださいとご依頼をいただき慌てて準備をします。鍵を開ける道具はある程度持っていますのでそれなりの対応はできるとは思うのですが、どうやって行こうかなってところです。
難波から南海電車に乗っていこうとお店を出て向かっていると「南海汐見橋駅」の看板が・・・そういえば当店は汐見橋の駅の近くですとホームページで言っていました。路線を確認すると乗り換えれば堺まで行けるじゃないですか!すぐに電車に乗って現場に向かいます。電車の中で持ち物の確認とシュミレーションです。お客様の話を聞いている限り開けることができる鍵だと判断しました。こうしてこう開けてってイメージトレーニングですね。
そうこうしていると待ち合わせ場所に到着してお客様と合流できました。
実際にお客様とお会いしてお話を聞くとカギを紛失して何回も自分が通った道を探したそうです。それでも見つからなかったので当店にお電話をしたそうです。そこで疑問が・・・
堺からなぜ当店に?ということです。鍵屋さんは堺や大阪市内にもたくさんあり鍵開けに特化した会社もありますので尋ねると「私は車が無いので電車で行きますけどいいですか?」
の言葉が良かったらしく信用ができると判断していただいたようです。当たり前のことですがウソをつても仕方がないし、料金も事前にお伝えして追加もしませんので(堺市の場合:鍵開け8000円と電車賃2000円 合計10000円)信用していただけてよかったです。後は鍵が開くかどうかです。
現場に到着して確認作業に入ります。まずはお客様の身分証明書の確認と伝票に依頼内容を記入していただきます。まぁ現場までの話で必要はなかったのですが念のためです。
ここから開錠作業に入っていきます。ドアや鍵はいたってシンプルなタイプで1か所の施錠タイプでした。特殊工具を取り出し少し時間はかかりましたが「ガチャ」っと音がして無事に開錠です。サムターン(部屋の中のツマミ)を見ると防犯用のサムターンが付いてました。読んで字のごとく防犯用のツマミなので外部からは簡単に回せないように作られています。トータルで40分くらいはかかりましたがお客様が喜んでくださったのがなによりでした。代金を受け取り電車にのって店に戻ります。電車の中で再度イメージトレーニングです。こうやって開けることができたんだ、ここをこうすればもっと早く開錠できたかもって感じで考えていると乗り換えの駅を過ぎていて結局難波まで行くことに・・・そこから徒歩で店に戻りました。時間を見ると23時半でフラフラになりながら家路に向かいました。
店長:石神 洋明
家電修理業を長年従事していましたので家電の取付はお任せください。当店は鍵屋です。鍵の取付やドアノブ交換もお任せ下さい。
<近畿>
大阪府