大阪市西区のカギと修理のイシデンのブログ
2021年6月13日
お客様から「鍵を作って欲しい」とご依頼をいただき
お話を聞くとシリンダー部分(鍵穴)を外して持ち込むとお話しいただきご来店いただきました。
鍵を拝見するとピンシリンダーのタイプでギザギザ鍵の作製になりますねとお話をしてシリンダーをお預かりしました。
シリンダーの形状から分解できないシリンダーでしたので
インプレッションという方法で作成していきます。
シリンダー自体を分解できれば割と簡単に作製できるのですが分解できない場合はインプレッションという方法で作製します。インプレッションとはブランクキー(溝を削っていない鍵)差し込むのですが、当然鍵は回りません。その回らない加減を逆に利用して鍵の作製をしていきます。
ペンチでブランクキーをつまみ鍵を回していきます。
鍵が回らないということはどこかに負荷がかかっていることになります。ブランクキーの場合溝を削っていないので深すぎることはないので、負荷のかかった”当たり”を探していきます。あとはやすりで削っていくだけなのですが、これが難しいのです。削りすぎると元には戻せないので加減の見極めが必要です。削る溝の深さと位置を確認しながら鍵穴に差し込み削り、また差し込み削りを繰り返していきます。
これを繰り返しているとある時に「ヌルっと」した感触があり鍵が回ります。この瞬間のためにひたすら削りましたと言ってもいいくらいです。あとは負荷がかからなく鍵が回るように微調整をしていき完成です。
完成した鍵を今度は機械で合鍵を作製して綺麗な鍵に仕上げてお客様へ渡します。
当店ではペンチでつまんだ傷だらけのサンプルの鍵と完成した鍵の2本をお渡しします。
お客様に連絡をして引き取りに来ていただき「ありがとう」の一言をいただけたら十分です。
最近では家の玄関鍵をはじめバイク・自転車の鍵作製の依頼をいただくようになりました。もっと精度と作製時間のレベルを上げていきますのでお困りの方はご連絡いただけたと思っています。
店長:石神 洋明
家電修理業を長年従事していましたので家電の取付はお任せください。当店は鍵屋です。鍵の取付やドアノブ交換もお任せ下さい。
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