大阪市西区のカギと修理のイシデンのブログ
2021年4月8日
当店では鍵の無い状態から鍵の作製(復元)を行っています。
基本的にはギザギザした鍵の作製がメインですが今回はディンプルキーの作製です。
ディンプルキーとはマンションや家の玄関で使用されている鍵で表面がギザギザではなく
凹凸のあるボコボコした鍵です。
鍵の作製にあたってインプレッションという技術で鍵の作製をするのですが、これが難しくてなかなか上手くいかないのです。
フラットな鍵(ブランクキー)をカギ穴に差し込んで”当たり”を探していくのですが、私の場合とにかく時間がかかります。目安をつけてやすりで削るというやり方なんです。
少し回しては削ってまた回しての繰り返しで当たりを探していきます。
今回はディンプルキーのため普通のやすりでは削ることができずルーターを使用してブランクキーに穴を開けていきます。これはギザギザ鍵も同じですが全てが揃うと鍵が回るという仕組みです。家の玄関のディンプルキーは約20か所が揃わないと回らないのです。
物理的に不可能です。なので防犯性が高い鍵と言えますね。今回は自転車でしたのでそこまでの数ではないので削っていきます。
鍵を削っていくと少しずつ変化が出てきます。ここの加減が難しくて当たり!と思っても違ったり削りすぎると元とには戻せずやり直しになります。
そうこうしているうちに少しずつ鍵が回る気配が出てきました。そして感じからするとヌルっという感触で回り始めます。カッチャではないのです。最後の調整をして完成です。
私の場合写真の鍵はサンプルでここから機械で複製をします。きれいに削った鍵をお客様に渡します。
今回は調子が良くて1回で作製ができました。時間にして1時間くらいですね。
上手な方は現場ですぐに作製するそうですが私はまだそこまではできないです。
もっと技術を上げて現場で1時間以内作製を目指しています。これができると自転車はもちろんですがシャッターや玄関の鍵も作製できますからね。精進いたします。
カギと修理のイシデンの石神
店長:石神 洋明
家電修理業を長年従事していましたので家電の取付はお任せください。当店は鍵屋です。鍵の取付やドアノブ交換もお任せ下さい。
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