いわき市の総合サービス eプランのブログ
2026年4月29日
俺は旅するお掃除マン。
呼ばれれば日本全国どこへでも飛んでいき、掃除を通じて各地の人と出会い、ご当地グルメを楽しむ──それが生きがいだ。
そう、人よんでさすらいの掃除師。
実は何年も前からインスタグラムをやっている。
きっかけは、満たされていた自分を後から振り返るための“記録”。
食べ歩いた店。
訪れた景色。
その瞬間は輝いていても、人の記憶なんて簡単に薄れていく。
だから残す。
自分のために。
40歳を境に、自分が築いてきたものがポロポロと崩れ落ちた時期があった。
失ったものへの執着と、どうしようもない虚無感。
気づけば、どんどん“みじめな自分”に見えてくる。
あの頃は、ため息ばかりついていた。
そんな自分を救ったのがインスタグラムだった。
過去の投稿を見返すだけで、
「ああ、俺こんな良い経験してたじゃん」って思える。
たったそれだけで、ほんの少しだけ前を向ける。
俺にとっては、ただのSNSじゃない。
救命ボートみたいなもんだ。
そして今の仕事。
これがまた、インスタのネタと相性がいい。
いや、もしかしたら逆かもしれない。
インスタのネタになる仕事を、無意識に選んでるのかもしれない。
フォロワーの中には、このブログとインスタがリンクしてて面白いと言ってくれる人もいる。
ありがたい話だ。
そんな俺が、ずっと狙っていた店がある。
群馬県太田市。
野沢屋 本店
テレビ番組「オモウマい店」で有名になった、あのクセ強店主の店。
「てめえのウナギはてめえで管理運営」
あのフレーズが耳に残る。
ここは絶対に行きたい。
食って、写真撮って、俺の“コレクション”に加えたい。
完全にロックオンしていた。
そんなある日。
3月の繁忙期、ど真ん中。
群馬県の公務員宿舎のハウスクリーニング依頼が入る。
正直、めちゃくちゃ忙しい。
希望日はすでにパンパン。
写真ももらえない。
まだ入居者がいるから無理。
空室条件なのに家具が入ってる。
もう、条件グダグダ。
それでも「困っている」という一点で受けた。
ルートも組んだ。
前日は新潟。
そこから群馬へ。
地図を見て気づく。
「あれ、新潟と群馬って隣じゃん」
ただし問題は山。
どう見てもラクな道じゃない。
だが、そんなことはどうでもいい。
頭の中は、もうウナギでいっぱいだ。
このルートなら行ける。
あの店に。
そう確信した瞬間、俺の中で全てが決まった。
前泊も手配。
スケジュールも調整。
新潟の午後に入ってきた仕事も断った。
群馬と同日に被るご依頼も10件以上。全て断った。
理由はただ一つ。
ウナギ。
そして迎えた、運命の前日。
群馬の担当者からメールが来る。
嫌な予感しかしない。
開く。
「退去後を確認したところ綺麗だったため、今回のハウスクリーニングはキャンセルでお願いします。」
……
は?
いやいやいやいや。
ちょっと待て。
こっちはその一件のために何件断ってると思ってる?
繁忙期だぞ?
まあいい。
もうそこはいい。
問題はそこじゃない。
俺のウナギ、どうしてくれんの?
群馬に行く理由が消えた。
仕事がないのに行く?
この繁忙期に?
無理に決まってる。
夢、終了。
静かに、終戦。
心の中でだけ、こう叫んでおいた。
てめえの担当する部屋くらい、てめえで管理運営しろ。
そして俺のウナギも、誰か管理運営してくれ。
店長:佐藤 和浩
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