いわき市の総合サービス eプランのブログ
2026年5月20日
俺は旅するお掃除マン。
呼ばれれば日本全国どこへでも飛んでいき、掃除を通じて各地の人と出会い、ご当地グルメを楽しむ──それが生きがいだ。
そう、人よんでさすらいの掃除師。
「あなた変わったわね…」
昼ドラか。
韓流ドラマか。
はたまた別れ際のファミレスか。
昔からよく耳にするセリフだ。
だがこの言葉、
冷静に考えると結構すごい。
変わってない前提で生きてる。
いやいや。
人間なんて毎日変わってる。
腹だって出るし、
髪だって減るし、
老眼でシャンプーとボディソープ見間違えるし。
昨日まで深夜2時までラーメン食ってた男が、今じゃ血糖値を気にしてサラダから食べてる。
変わってる。
めちゃくちゃ変わってる。
先日も街を走ってたら、
創業50年の老舗デパートが閉店セールをやっていた。
「長年ありがとうございました」
「惜しまれつつ閉店」
テレビでは常連客が涙。
従業員も涙。
インタビューを受けたおばちゃんも涙。
そして決まって言う。
「若い頃から通ってたんです…」
「寂しくなります…」
いや、待て。
本当にそんなに通ってたか?
帝国データバンクによると
年間1万以上の会社が倒産してるらしい。
もちろん事情は様々だ。
景気、物価、人手不足。
簡単な話じゃない。
だが、
“惜しまれる店”と
“売上がある店”は別だ。
厳しいようだが、
毎日Amazonを開いて、
休日は大型ディスカウントストアへ行き、
飲み物はコンビニ、
服はネット、
家具もスマホでポチポチ。
気づけば、
デパートへ行く理由が
「北海道物産展」しかなくなってる。
そして閉店が決まると、
みんな急に思い出す。
「子供の頃よく来たなぁ…」
そう。思い出には残ってる。
だがレジには並ばなかった。
昔のデパートってのは、
今みたいな“買い物施設”じゃなかった。
まさにイベント会場。
休日になれば家族総出。
父ちゃんは屋上でタバコ。
母ちゃんは婦人服売り場。
子供はゲームコーナーでメダルを溶かし、
帰りは最上階レストラン。
あの食品サンプル見ながら、
何食うか悩む時間まで含めて娯楽だった。
だが今は違う。
スマホ一つで全部済む。
米も届く。
洗剤も届く。
トイレットペーパーも届く。
下手すると、
「今から買いに行く」という概念そのものが消え始めてる。
しかも恐ろしいのは、
便利さに慣れる速度だ。
最初は感動してた。
「え!?翌日届くの!?」
だったのが、
今じゃ半日遅れただけで
「まだ来ねえのか」
である。
人類、
わがままの進化速度だけは5G並みだ。
そして先日、
ご依頼で伺ったあるお宅。
俺たちが汗だくになって、
キッチンクリーニングをしてるその横を、
ルンバが
ウィーーーーン…
と静かに通過。
何事もない顔でリビングへ消えていった。
一瞬、
「おう、お疲れ」
くらいの気持ちで見送ったが、
途中で我に返った。
待て。
こいつ、
未来の同業者じゃねえか。
こいつに俺たちの仕事、奪われる日。
そう遠くない…
いや、既に一部は奪われている。
しかも文句言わない。
汗ひとつかかない。
飯食わない。
社会保険いらない。
24時間文句も言わず働く。
経営者からしたら、
夢の新人である。
油断してたら、
そのうち俺たちが掃除してる横で、
AI搭載ルンバがこう言い始める。
「そこ、拭き残しありますね」
終わりである。
だが、
笑い話じゃない。
こうやって時代は変わる。
昔は人がやってた事を、
機械がやる。
昔は店舗が担ってた事を、
ネットが奪う。
そして恐ろしいのは、
それが“ゆっくり来る”ことだ。
だから人間は慣れてしまう。
気づいた時には、
昔当たり前だったものが、
綺麗さっぱり消えてる。
公衆電話みたいに。
レンタルビデオ屋みたいに。
MDプレイヤーみたいに。
だから、
「昔はこうだった」
にしがみつき始めた時点で危ない。
俺たちの仕事も同じだ。
昔落ちた洗剤が、
今は焼ける。
昔の常識が、
今のクレームになる。
昔は喜ばれた接客が、
今は“距離感近すぎます”になる。
時代は変わる。
汚れも変わる。
客も変わる。
ならば、
俺たちも変わらなきゃいけない。
生き残る奴ってのは、
強い奴じゃない。
変化した奴だ。
それを受け入れなければならない。
この世に不変なものなど何ひとつ存在しない。
恐竜だって強かった。
だが隕石に…
「いや俺ら昔からこのスタイルなんで」
は通用しなかった。
結果、
今そこら辺歩いてるのは鳩である。
つまり生き残るのに必要なのは、
牙じゃない。
適応力だ。
だから俺たちは、
洗剤を変え、
道具を変え、
考え方を変え、
時には自分そのものも変えていく。
そして久々に会った奴に言われる。
「あなた変わったわね…」
そりゃそうだ。
変わらずに生き残れるほど
この時代、甘くない。
店長:佐藤 和浩
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