魚津市の守緑園のブログ
2025年2月1日
この2年間で他の造園会社へ応援に何回か行きました。
こんな事はあまり言いたくないのですが…その応援先の造園会社は明らかに職人の仕事をしていません。
剪定に関してはただ伸びたのを短く切り揃えるだけで終わらせたり、切るべき不要な枝を切らず、切ってはいけない大事な枝を元から切って本来やるべき正しい剪定をしていないのです。
それを見ながら「な…なんて事をしてるんだ!これでお客様から職人の料金を貰っているのか?まるで詐欺じゃないか!」と思いながら昔、親方(堀田さん)が「人様のやった仕事をとやかく言うもんじゃないぞ」と言っていた事を思い出しました。
そうか…人それぞれという事か、昔からそのやり方でお客様から料金を頂いているのだから私がどうこう思う事ではないのです。
それにお客様から「時間をかけずに簡単に早く終わらせてほしい」と言われたのかもしれません。
そう思っていたのですが他の家でもその剪定をしているのです。
そして、その間違った剪定を私にもやれと言います。
独立前に勤務していた造園会社と同じです。
私は心の中で「職人として正しい仕事をする為に独立したのにまだこんな間違った作業をしなければいけないのか…」と考え悩みました。
そこの造園会社は数多くの広い庭のあるお客様を抱えています。
聞くと長年勤めていた従業員が辞めたらしく現在、従業員は1人だけらしいのです。
「2人で年内にそれだけの数のお客様宅を終わらせる為には手抜きで早く終わらせる必要があるって事か?それに応援に行ったのなら間違っていてもその会社のやり方に従うのが当たり前なのでは?」
そう思い我慢しながらそこのやり方で剪定していました。
そんな剪定をしながら「こんな剪定をしていたら木もお客様も可哀想だ!それにこの剪定の仕方が癖になって自分の腕も落ちてしまう!なによりお客様を騙している!そもそも、ただ単に正しい剪定を知らないだけなのでは?」と思い「間違った行為は必ず罰となり自分に返ってくる」という婆ちゃんの言葉を思い出し自分だけでも正しい剪定をしようと思いそのように作業しました。
その後、お客様からの依頼が多く入るようになり、その造園会社から応援要請が何回かありましたが忙しくて行く事も出来ませんでした。
世間にはこんな間違った事を正しいと思い込んで作業をしている造園会社が結構あるんだな!と思い驚きと共に悲しくなりました。
勿論、庭師として正しい作業をされている造園会社も沢山あるはずです。
独立して2年、やはり親方(堀田さん)と婆ちゃんの教えは正しいと思わされました。
【間違った行為は必ず罰となり自分に返ってくる】【正しい行為は必ず最後には報われる】これからもこの言葉を信じて頑張ろうと思います。
※追記!人様の事をどうこう言える立場ではないです。
ただ間違った作業を強要されるのが我慢できないのです。
間違った事を正しいと思い込み、正しい事を間違っていると思い込んでいる方々(気付けてない方々)が多い中、その会社の社長様は間違った事をしている自覚がお有りです。
私はその社長様が人間的に好きです。
これからは良心に従い正しい作業をされる事を切に願います。
そうすれば全てが良い方向に向かうと思います。
店長:林 勝則
経験年数33年以上!国家資格一級造園技能士の技術と知識でお客様のご要望にお応えする守緑園です!庭の年間管理も承ります。
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