草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年5月8日
麻布十番の「焼肉割烹ノ音」に足を踏み入れると、まずその特別な空間に心を奪われます。白木のカウンター席が並び、落ち着いた照明と和の美意識が漂う店内。ここでは、焼肉という枠を超え、肉そのものの魅力を最大限に引き出す高級割烹としての料理が楽しめます。
店に入ると、まずシェフがその日の特選肉を丁寧に紹介してくれます。今日の一品には、トモサンカクとハツの刺身が登場。これらはメインディッシュではないものの、肉の新鮮さとその魅力を伝える重要な前菜的な役割を果たしています。
トモサンカクの刺身は、その赤身の美しい色合いと、しっとりとした脂の質感が際立っており、見る者の目を引きます。また、ハツの刺身は、しっかりとした弾力と新鮮な味わいが特徴で、その豊かな風味が舌に広がります。私は、この2品をしっかりと捉えるため、ライティングとアングルに特に注意を払い、肉の繊細な質感を引き出すことを意識して撮影しました。
カメラを構えた私は、トモサンカクとハツの刺身が並ぶ美しいプレートを捉えつつ、その背後に広がる店内の落ち着いた雰囲気にも注目しました。カウンター越しにシェフの手元が見え、肉を丁寧にカットする姿もまた、料理に対する誠実さと情熱が伝わってきます。
「ノ音」での撮影では、料理そのものの美しさだけでなく、店舗の持つ高級感と温かみのバランスも大切にしながら写真を撮り進めました。肉の切り口やその鮮度、そしてシェフの丁寧な手仕事がひとつひとつに込められていることを、写真を通じて伝えたいと感じました。
ここでは、トモサンカクやハツの刺身のような前菜に加え、メインの焼肉やその他の料理も素晴らしく、焼肉割烹としての新たな領域を感じさせてくれます。肉本来の魅力を存分に引き出した「ノ音」での体験は、ただの食事を超えて、まるで一つの美食の物語を味わっているかのようでした。
店長:平野慎一
料理撮影なら日本フードフォトグラファー協会正会員で間違いなし!
<関東>
埼玉県
千葉県
東京都