草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年2月28日
浅草の「天ちゃ」にて、看板メニュー「天ちゃ」の撮影を行いました。この一杯は、見た目の美しさだけでなく、提供の瞬間に生まれる音と香りが特徴的な料理です。
「天ちゃ」ならではの提供スタイル
一般的な天ちゃは、ご飯の上に天ぷらをのせ、あとから出汁をかけるスタイルが主流です。しかし、「天ちゃ」では、最初にご飯へ出汁を張り、その上に揚げたてのかき揚げをのせるという独特の方法を採用。この瞬間、かき揚げが熱々の出汁と触れ合い、「じゅじゅじゅ〜」と心地よい音が響き、湯気が一気に立ちのぼります。この演出が、料理の魅力を一層引き立てていました。
撮影のこだわり
「天ちゃ」の魅力を最大限に伝えるため、かき揚げをのせる瞬間を逃さず撮影。ジュワッと音を立てる様子や、湯気が立ちのぼる瞬間を捉えることで、料理の温かさや臨場感を表現しました。かき揚げは最初サクサクとした食感を保ちつつ、徐々に出汁を吸ってしっとりと変化。その過程を切り取ることで、料理の奥深さを伝えることを意識しました。
「天ちゃ」は視覚と聴覚で楽しむ料理
この一杯は、ただ美しく撮るだけでなく、食べる瞬間の期待感や、味の変化まで映し出すことが求められる料理でした。音や湯気といった動きのある要素が加わることで、写真や映像にも躍動感が生まれます。視覚だけでなく、聴覚や香りまでも楽しませる「天ちゃ」。撮影を通じて、その魅力を深く味わうことができました。
店長:平野慎一
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